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Background of the Formation of Nichiren's Theory of Daimoku-Juji: the 'Acceptance and Maintenance of the Sutra-title of the Lotus Sutra'=日蓮の題目受持論構築の背景をめぐって
著者 渡辺宝陽 (著)=Watanabe, Hoyo (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.55 n.3 (總號=n.112)
出版年月日2007.03
ページ1167 - 1175
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
抄録鎌倉新仏教の開祖の一人として著名な日蓮(1222~82)は,インド・中国等から伝来された「法華経」を,ブッダ釈迦牟尼の諸経を統一する仏典として意義付けた.日蓮は,自らを末法の日本にその教えを伝道する〈法華経の行者〉として位置づけた,その生涯を通じての伝道の軌跡から,日蓮は「法華経」が予言する六萬恒河沙の地涌の菩薩の代表である〈上行菩薩の再誕〉の自覚に到達する.これらを包んで,日蓮の生涯は〈法華経の未来記〉を実現したものとして後世に伝えられ,今日に至っている.日蓮の法華仏教の一大特色は,「法華経」の題目を受持することを基本とするところにあると言えよう.言うまでもなく,日蓮は少年時代・青年時代の仏教研究の成果を基にして,三十二歳の建長五年(1253)四月二十八日に,初めて「法華経」への帰依を「題目を唱える」という形式で唱え始めたとされている.事実,この後の日蓮の著述には,その趣旨に沿った内容で一貫している.しかし,その論理構成については,初めて御題目を唱えてから二十年後の文永十年(1273)四月二十五日を待たねばならなかった.本稿は,日蓮教学の伝統に沿った解釈を基本にしながらも,果たして二十年間,日蓮は「題目受持」について沈黙していたのか?という問いのもとに,可能な限り,初期からの「題目受持」のイメージを汲み取りたいという視点から,日蓮の著述を通して題目受持論構築の背景について検討を試みようとするものである.
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
ヒット数472
作成日2009.03.20
更新日期2019.04.17



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