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中世における京都町衆研究の課題
著者 齋藤宣裕
掲載誌 現代宗教研究
巻号n.49
出版年月日2015.03.31
ページ418 - 429
出版者日蓮宗宗務院
出版サイト https://www.nichiren.or.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート研究ノート
作者單位:現宗研研究員・秋田県法華寺修徒
抄録町衆とは、林屋辰三郎氏によると「南北朝の内乱、応仁の乱を経て都市生活の前面に進出し来った「町」に據って、地域的な集団生活をいとなむ人々」のことである。応仁の乱の後に続いていた戦乱や各地で蜂起していた土一揆、あるいは一向一揆に対抗するため、日蓮宗徒を中心とした町衆たちは自衛のために法華一揆という武力を持った組織を構成するようになる。天文元年から始まった戦闘において法華一揆は一向一揆の本拠地であった山科本願寺を攻め落とし、その後も勢力の衰えぬ一向一揆の集団から京都の町を守り続けた。有力な町衆信徒を中心として年貢や地子銭の免除・半済、また検断権を獲得して自治を強めていったが、それは幕府や荘園領主にとって深刻な問題であり、京都における日蓮教団の発展を嫌う比叡山にとっては宗教的対立という観点からも脅威であったと考えられる。ここにおいて、天文五年に松本問答をきっかけとして天文法難が起こり、結果として京都の法華宗教団は壊滅的な打撃を受けることとなるのである。
筆者が修士論文の題材として京都町衆の研究を取り上げてから十余年が経ち、新しい論文・著作が見られるようになった。それらを基に町衆の研究について再検討を行なったところ、いくつか今後の研究課題が浮かび上がった。本発表では、新しい研究成果や当時は深く取り上げなかった文献等を参考にしながら課題を整理して、今後の研究に繋げていきたい。





目次一、『言継卿記』について 419
二、法華一揆の歴史的意義 420
三、今後の課題 425
ISSN02896974 (P)
ヒット数263
作成日2020.11.10
更新日期2020.11.10



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