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鎌倉.南北朝期における『仏法大明録』の受容=鎌倉至南北朝時期對《佛法大明錄》的受容=Reception of "Fofa Daming Lu" in the Kamakura and Nanbokucho Periods
著者 曹景惠 (撰)=Tsau, Jing-huei (compose)
掲載誌 臺大日本語文研究=NTU studies in Japanese language and literature
巻号n.32
出版年月日2016.12.01
ページ1 - 29
出版者國立臺灣大學日本語文學系
出版サイト http://www.japan.ntu.edu.tw/home.htm
出版地臺北市, 臺灣 [Taipei shih, Taiwan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート作者為臺灣大學日本語文學系副教授。
キーワード仏法大明録=佛法大明錄=Fofa Daming Lu; 円爾=圓爾=Enni; 虎関=虎關=Kokan; 圭堂=圭堂=Gui Tan; 儒仏一致=儒佛一致思想=Consistency between Confucianism and Buddhism
抄録『仏法大明録』二十巻は圭堂居士の手により編纂され、南宋末期に成立した、三教一致思想を唱える書物である。鎌倉時代に、聖一国師円爾により日本に伝来されたことが広く知られている。正嘉元年(1257)に円爾が北条時賴に同書を講義していたことが『聖一国師年譜』に記されており、鎌倉期において注目されていた書物であることが想定される。本書は中国本土ではすでに散逸したが、古活字版の四種の版本及び二種の古写本が日本に現存すると言われている。ところが、大蔵経や叢書類に収録されず、単行本も稀覯書であって閲覧が容易でないことや、虎関師錬が本書を論難し排斥したことなどの理由で、『仏法大明録』はほとんど研究の対象とされていなかった。本稿では先行研究を踏まえつつ、『仏法大明録』の諸本をあらためて整理したうえで、同書を論じ、または引用する文献記事を取上げて、鎌倉.南北朝期における『仏法大明録』の流布状況を考察し同書の文化史的位置づけを検討する。

《佛法大明録》一書由南宋末期圭堂居士編纂而成,内容倡導三教一致思想,共二十卷。鎌倉時代聖一國師圓爾入宋後將其攜回傳入日本據。據《聖一国師年譜》所載,正嘉元年(1257)圓爾向北条時頼傳授講述該書內容,由此可推知當時《佛法大明録》應廣受矚目。《佛法大明録》在中國早已散佚不見,在日本國內卻仍保有宋元刊本及古抄本。然而,因該書並未收入大藏經及叢書類。其單行本皆為珍本,一般人不易入手參閱,再加上虎關師鍊對該書採取批判且否定的態度,致後世甚少《佛法大明錄》的相關研究。本文參循先學之說,先整理日本現存《佛法大明錄》各傳本,再考察日本鎌倉至南北朝時期曾引用或論及《佛法大明錄》的相關文獻史料,探討《佛法大明錄》在日本中世前期的流傳情形,進而思考該書在文化史上的位置與重要性。

"Fofa Daming Lu" consists of 20 volumes advocating the thought of the three teachings harmonious, edited by Gui Tan in the end of the Southern Song Dynasty. It is widely known that "Fofa Damin Lu" is introduced to Japan by Enni in the Kamakura Period. It is rational and presumable that "Fofa Daming Lu" drew public attention in the Kamakura Period as it is said that Enni lectured to Hojo Tokiyori based on this book in the first year of Shoka(1257), according to "Shoichi Kokushi Nepu". Although "Fofa Daming Lu" has been lost in China, there are several versions conserved in Japan nowadays, including editions of the Song, Yuan Dynasties and ancient transcripts. However, "Fofa Daming Lu" has been rarely valued as a research object for a long time, because of the negative evaluation and critical opinions from Kokan Shiren(1278–1347), and its inaccessibleness. "Fofa Daming Lu" is a rare book itself and not contained in "Daizokyo" or any other series of books. This Study reviews various versions of "Fofa Daming Lu" and investigates how "Fofa Daming Lu" was quoted and discussed in other books, to clarify its historical position in the Kamakura and Nanbokucho Periods.
目次一、はじめに 4
二、『仏法大明録』の諸本 6
三、虎関師錬の『仏法大明録』論難 8
四、鎌倉.南北朝期における『仏法大明録』の引用 17
(一)『真心要決』にみられる『仏法大明録』の引用 17
(二)『器朴論』にみられる『仏法大明録』の引用 19
(三)『開心抄』における『仏法大明録』の引用 21
五、おわりに 23
ISSN16098978 (P)
DOI10.6183/NTUJP.2016.32.1
ヒット数274
作成日2017.05.12
更新日期2017.11.16



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