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Author |
佐々木宣祐 (著)=Sasaki, Sen'yu (au.)
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Date | 2013.09.30 |
Pages | 148 |
Publisher | 大谷大学 |
Publisher Url |
https://www.otani.ac.jp/
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Location | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
Content type | 博碩士論文=Thesis and Dissertation |
Language | 日文=Japanese |
Degree | doctor |
Institution | 大谷大学 |
Department | 仏教学専攻 |
Publication year | 2013 |
Note | 副論文 『成唯識論』修習位の読解― 略説及び広説(十地・十勝行・十重障・十真如) ― |
Keyword | 所知障; 一切智; 不染汚無知; 菩薩 |
Table of contents | 序 1 1,研究目的 1 2,先行研究 1 3,研究方法 2 3-1先駆思想 2 3-2唯識思想 3 3-3修道論 3 4,論文構成 4 第1章 一切智者と不染汚無知 5 1,一切智者なる仏陀 5 1-1釈尊自身の言葉 5 1-2仏弟子達の言葉 7 2,一切智への関心 8 2-1『婆沙論』から始まる一切智への関心 8 2-2一切智者のみ全ての名を知る 8 2-3一切智者と舎利弗との知り方の差異 9 3,不染汚無知なき仏陀 11 3-1仏陀の別格化 11 3-2仏陀と菩薩との差別論 11 3-3仏陀と声聞独覚との差別論 12 3-4仏陀と阿羅漢との差別論 13 4,不染汚無知ある阿羅漢―不染汚無知説の起源― 15 4-1異義としての阿羅漢無知説-『発智論』の五悪見- 15 4-2異義としての不染汚無知説-『婆沙論』の大天の五事悪見論- 15 4-3正義としての不染汚無知説-『発智論』の無有見と『婆沙論』の邪智説- 16 5,不染汚無知説の定着 17 5-1『雑心論』の不染汚無知説 17 5-2『倶舎論』の不染汚無知説 18 5-3『順正理論』の不染汚無知説 19 6,不染汚無知から所知障へ 20 6-1不染汚無知は課題とされたのか 20 6-2誰のための不染汚無知説か 21 6-3仏教不成仏論という危機 22 6-4不染汚無知から克服すべき所知障へ 22 第2章 不染汚無知に関する考察 24 1,『婆沙論』の不染汚無知内容 24 1-1一切法に関する無知 24 1-2煩悩の習気 24 1-3無知と習気 25 2,一切智と三明との関係 26 3,『婆沙論』の三明に関する差異 28 4,習気について 30 4-1『婆沙論』の習気 30 4-2習気と利他行 31 5,『倶舎論』不染汚無知説の内容 33 5-1不染汚無知の5内容 33 5-2三明との対応関係 37 6,不染汚無知と説話 38 6-1阿羅漢の無知説話 38 6-2老人の出家を拒否する阿羅漢達 38 6-3悪業の習気が自覚できない舎利弗 40 6-4習気にて多食となりし阿羅漢 41 6-5不共法なき阿羅漢の無知 41 7,阿羅漢無知説話と不染汚無知説 43 8,小結 44 第3章 所知障と菩薩 45 1,煩悩障 45 1-1ニカーヤからの煩悩障 45 1-2『発智論』と『婆沙論』の煩悩障の定義 46 1-3煩悩障と所知障との関係 47 2,所知障の登場 47 2-1原初の所知なる課題 47 2-2『婆沙論』の所知障 48 2-3般若経典の所知障 51 3,『瑜伽論』の菩薩 52 3-1一切智者性を求める菩薩 52 3-2再解釈された仏陀観 56 3-3所知障の成立 58 4,唯識学派の新たな声聞像 58 第4章 所知の内容 60 1,語義解釈 60 2,一切智なる五明処 61 3,所知障の教証を巡って 62 3-1五明処の偈 62 3-2菩薩の聞資糧とは何か 63 4,一切智と五明処 65 4-1一切智の象徴としての五明処 65 4-2三明から五明処へ 68 5,所知五明処説 70 5-1安慧の所知五明処説 70 5-2所知五明処説の考察 71 5-3五明処と真如との関係 73 6,『三十頌』系統の所知 74 7,所知の二面性 75 7-1菩薩の慧に於ける勝義と世俗 ―小沢[1980]の考察― 75 7-2世俗諦五明処と勝義諦真如 77 7-3根本智と後得智 78 8,その他の所知の内容 80 8-1『摂大乗論』の所知 80 8-2如所有性・尽所有性との関係 81 第5章 修道論の所知障 84 1,菩薩十地の出現と変遷 84 1-1十地思想に関する先行研究 84 1-2先駆思想としての十地 84 1-3初期大乗に於ける十地 87 1-4般若経典に於ける十地 ―般若十地― 89 1-5華厳経にて大成された十地 ―華厳十地― 91 2,十地思想の実践に関して 93 2-1龍樹と十地思想 93 2-2唯識学派の修道論 94 3,『成論』に於ける所知障 96 3-1『成論』とその課題 96 3-2我執と法執 98 3-3煩悩障と所知障との関係 99 4,二障の克服と修道階梯 100 4-1五位の次第 100 4-2分別の克服と二障 101 4-3修道位に於ける障の変化 102 5,菩薩十地に於ける所知障 103 5-1菩薩十地の課題 103 5-2諸論に於ける十重障 104 5-3十重障とその内容 106 5-4究竟位 110 結 112 参考文献 略号表 114
副論文 1, 略説 1 1-1頌の釈 1 1-2頌の異釈 1 2, 広説 3 2-1十地総説 3 2-2十地階名 3 2-3十勝行 5 2-4十重障 15 初地(異生性障) 15 二地(邪行障) 17 三地(闇鈍障) 17 四地(微細煩悩現行障) 17 五地(於下乗般涅槃障) 19 六地(麁相現行障) 19 七地(細相現行障) 19 八地(無相中作加行障) 21 九地(利他中不欲行障) 21 十地(於諸法中未得自在障) 23 十重障総結 25 2-5十真如 27 |
Hits | 248 |
Created date | 2023.03.31 |
Modified date | 2023.03.31 |
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