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『菩提道次第大論』におけるカダム派思想の研究:道次第を中心として
著者 更藏切主 (著)=Gengzang, Qiezhu (au.)
出版年月日2020.03.18
ページ119
出版者大谷大学
出版サイト https://www.otani.ac.jp/
出版地京都, 日本 [Kyoto, Japan]
資料の種類博碩士論文=Thesis and Dissertation
言語日文=Japanese
学位博士
学校大谷大学
学部・学科名国際文化専攻
卒業年2019
キーワードツォンカパ; ラムリム; 修道の三つの根本要因
目次序論 1
1 研究の背景と問題の所在 1
2 先行研究と研究の位置付け 4
3 本論の構成 5
4 研究資料紹介 8
第一章 カダム法の「三士の道次第」伝統の系譜 11
はじめに 11
第一節 カダム法における『菩提道灯論』の位置付け 12
1 ツォンカパが解釈する『菩提道灯論』の特徴 13
2 『菩提道灯論』執筆の背景と構想 15
第二節 カダム法における「三士の道次第」の位置付け 18
1 カダム法の分類 18
2 「三士の道次第」伝統とドムトンパへの伝授 20
第三節 カダム派に広がった「三士の道次第」の相承系譜 22
1 「三士の道次第」の系譜(一) 22
2 「三士の道次第」の系譜(二) 28
小結 31
第二章 ツォンカパが継承した「三士の道次第」の系譜 33
はじめに 33
第一節 ツォンカパの聴聞録と『菩提道次第大論』のコロフォン 34
1 ツォンカパの聴聞録における「三士の道次第」の記録 34
2 『菩提道次第大論』のコロフォンに記される「三士の道次第」伝統 35
第二節 ツォンカパの「三士の道次第」の聴聞 38
1 ツォンカパの伝記に見られる「三士の道次第」の聴聞 38
2 ナムカ・ギェルツェンの小品に見られるツォンカパの「三士の道次第」の聴聞 41
小結 43
第三章 『菩提道次第大論』に見られるアティシャの影響 44
はじめに 44
第一節 三士に基づく道の確立 44
1 『菩提道灯論』と自註の『菩提道灯論難語釈』 45
2 三士の設定 47
3 道の観点 51
第二節 菩提心の儀軌 53
1 加行の儀軌-特別な帰依 56
2 資糧の集積と心を訓練する次第 57
3 本行の儀軌-発趣心の受戒 58
小結 59
第四章 『菩提道次第大論』と『教説次第大論』の関連性 61
はじめに 61
第一節 ドルンパの歴史的位置付け 62
1 ドルンパの生涯 62
2 ドルンパの著作と『教説次第大論』のテキスト 65
第二節 カダム派の仏教史書に見られる「道次第」と「教説次第」の議論 69
1 『カダム明灯史』における記録 69
2 『カダム陽光史』における記録 71
第三節 『菩提道次第大論』と『教説次第大論』における道の階梯 74
小結 80
第五章 ツォンカパの道次第思想の形成過程 81
はじめに 81
第一節 ツォンカパの道次第思想成立に関連する資料 82
1 伝記資料 82
2 書簡 83
3 『道の三種の根本要因』 85
第二節 伝記的事実の確認 86
1 その間の時間軸 86
2 ラマ・ウマパの助縁と聖文殊の啓示 88
3 カダム法の「三士の道次第」の聴聞と『教説次第大論』の講義 91
4 道次第の講義 92
5 レンダワとの議論 93
第三節 書簡の考察 96
1 レンダワ宛の書簡と『道の三種の根本要因』 96
2 ラマ・ウマパ宛の書簡 101
第四節 アティシャとカダム派諸師のヴィジョンの考察 104
小結 105
結論 107
文献表 112
1 辞典・目録 112
2 略号 113
3 研究文献 116
ヒット数320
作成日2023.03.29
更新日期2023.03.29



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