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初期唯識思想における菩薩の課題:『大乗荘厳経論』第19章「功徳品」にみられる因相(nimitta)の概念を通して |
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著者 |
岸上仁 (著)=Kishigami, Hitoshi (au.)
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出版年月日 | 2020.03.18 |
ページ | 145 |
出版者 | 大谷大学 |
出版サイト |
https://www.otani.ac.jp/
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料の種類 | 博碩士論文=Thesis and Dissertation |
言語 | 日文=Japanese |
学位 | 博士 |
学校 | 大谷大学 |
学部・学科名 | 仏教学専攻 |
卒業年 | 2019 |
キーワード | 大乗荘厳経論; nimitta; 功徳品; 瑜伽行唯識学派 |
目次 | 略号および参考文献 xi 一次文献 xi 二次文献 xii 第一部 『大乗荘厳経論』第19章「功徳品」の考察 序論 1 1 問題の所在 1 1.1 苦を滅するという主題 1 1.2 菩薩の課題と因相(nimitta) 4 2 『大乗荘厳経論』について 8 2.1 テキストについて 10 2.2 先行研究 10 2.2.1『大乗荘厳経論』の研究 10 2.2.2 因相(nimitta)についての先行研究 12 第1章 『大乗荘厳経論』に先行する諸文献における因相(nimitta)の概念 14 1 ニカーヤにおける因相(nimitta) 14 2 『倶舎論』における因相(nimitta) 16 3 『瑜伽師地論』における因相(nimitta) 17 3.1 『菩薩地』「真実義品」における因相(nimitta) 17 3.2「摂決択分中菩薩地」における因相(nimitta)と三性説 18 第2章 諸行の因相(saṃskāra-nimitta)について 24 1 『二万五千頌般若経』「弥勒請問章」にみられる諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 25 1.1 諸行の因相(saṃskāra-nimitta)と言語表現できない界(nirabhilapya dhātu) 25 1.2 諸行の因相(saṃskāra-nimitta)と単なる分別(vikalpamātra) 26 2 『解深密経』における諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 28 2.1 『解深密経』における因相(nimitta)と無因相(animitta) 28 2.2 分別より生じた諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 31 2.3 諸行と勝義をめぐる記述と諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 33 2.4 依他起性と諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 35 3 『大乗阿毘達磨雑集論』にみられる諸行の因相(saṃskāra-nimitta) 37 4 諸行の因相(saṃskāra-nimitta)についてのまとめ 37 第3章 『大乗荘厳経論』各章における因相(nimitta)の概念 39 1 第1章「成立大乗品」 39 2 第9章「菩提品」 40 2.1 清浄の根拠としての因相(nimitta) 40 2.2 雑染の根拠としての因相(nimitta) 42 3 第 11 章「求法品」 43 3.1 依他起性としての因相(nimitta) 43 3.2 因相の識象(nimitta-vijñapti) 47 3.3 遍計所執性としての因相(nimitta) 47 4 因相(nimitta)の概念についてのまとめ 48 第4章 第 19 章「功徳品」の考察 50 1 三つの因相(nimitta)について 50 1.1 pratiṣṭhā-bhoga-bīja と類似する表現 51 1.2 住処という因相(pratiṣṭhā-nimitta)について 53 1.3 受用にとっての因相(bhoga-nimitta)について 55 1.4 種子という因相(bīja-nimitta)について 58 2 声聞独覚と菩薩の差異 58 2.1 人我の因相と法の因相の消滅 58 2.2 消滅の意味 59 2.3 因相(nimitta)と無因相(animitta)は異ならない 61 2.4 積極的な自在性 63 3 転依について 66 3.1『摂大乗論』の記述との比較 66 3.2『大乗荘厳経論』における転依 66 4 仏土清浄について 69 5 無住処涅槃について 72 5.1 摂大乗と無住処涅槃 72 5.2 『大乗荘厳経論』における無住処涅槃の用例 74 6 菩薩の十地と因相 76 6.1 五種の菩薩 76 6.2 『大乗荘厳経論』における五種菩薩に類似する表現 77 6.3 『菩薩地』における五種菩薩に類似する表現 78 結論 80 第二部 『大乗荘厳経論』第 19 章「功徳品」テキストと現代語訳 『大乗荘厳経論』 第 19 章「功徳品」(第 47 偈~第 63 偈) シノプシス 87 『大乗荘厳経論』第 19 章「功徳品」(第 47 偈~第 63 偈) テキスト 91 第47偈 四種の考察 91 47.1 偈文 [L16816-18, N4_414-6] 91 47.2 世親釈 [L16820-25, N4_417-11] 91 47.3 安慧釈 [pTsi239b4-241b6, dTsi206a5-207b5] 92 47.3.1 偈文の註釈 92 47.3.1.1 四種の考察 92 47.3.1.2 名称と事態 92 47.3.1.3 自性と区別 93 47.3.2 世親釈の註釈 93 第48偈 四如実遍智 94 48.1 偈文 [L16824-27, N4_4226-28] 94 48.2 世親釈 [L16828-1692, N4_4229-431] 94 48.3 安慧釈 [pTsi241a4-241b8, dTsi207b5-208b1] 95 48.3.1 偈文の註釈 95 48.3.1.1 如実遍智についての総論 95 48.3.1.1 如実遍智についての総論 95 48.3.1.3 如実遍智と菩薩の十地 96 第49偈 三つの因相 96 49.1 偈文 [L1693-4, N4_4319-20] 96 49.2 世親釈 [L1695-8, N4_4321-23] 96 49.3 安慧釈 [pTsi241b8-242b6, dTsi208b1-209a5] 97 49.3.1 偈文の註釈 97 49.3.1.1 能縛について 97 49.3.1.2 所縛について 97 49.3.2 世親釈の註釈 98 第50偈 因相の修習 98 50.1 偈文 [L1699-10, N4_4516-17] 98 50.2 世親釈 [L16911-17, N4_4518-25] 99 50.3 安慧釈 [pTsi242b6-244a8, dTsi209a5-210b6] 100 50.3.1 偈文の註釈 100 50.3.1.1 二種の因相 100 50.3.1.2 因相の修習のしかた 100 50.3.2 世親釈の註釈 101 50.3.2.1 二種の因相 101 50.3.2.2 因相の修習のしかた 101 50.3.2.3 三偈(第 48、49、50 偈)の要約 102 第51偈 智のはたらき 102 51.1 偈文 [L16918-19, N4_473-4] 102 51.2 世親釈 [L16920-23, N4_475-8] 103 51.3 安慧釈 [pTsi244b2-245a3, dTsi210b7-211b1] 103 51.3.1 偈文の註釈 103 51.3.1.1 真如について 103 51.3.1.2 二取について 103 51.3.1.3 麁重の集積について 103 51.3.1.4 三性の直接知 104 51.3.2 世親釈の註釈 104 第52偈 因相と無因相 104 52.1 偈文 [L16918-19, N4_486-7] 104 52.2 世親釈 [L16920-26, N4_488-13] 104 52.3 安慧釈 [pTsi245a4-246b8, dTsi211b1-213a4] 105 52.3.1 偈文の註釈 105 52.3.1.1 声聞と菩薩の正智の違い 105 52.3.1.2 声聞の修習のしかた 106 52.3.1.3 菩薩の修習のしかた 106 52.3.1.4 流転の空性が涅槃である教証(『無尽意経』引用) 106 52.3.1.5 菩薩は声聞よりどのようにすぐれているか 106 52.3.1.6 存在と非存在 106 52.3.2 世親釈の註釈 107 52.3.2.1 流転の空性が涅槃である 107 52.3.2.2 声聞の修習のしかた 107 52.3.2.3 菩薩の修習のしかた 107 52.3.2.4 存在と非存在 107 52.3.2.5 分別から自在であること 108 第53偈 真実と非真実 108 53.1 偈文 [L16918-19, N4_486-7] 108 53.2 世親釈 [L16920-26, N4_488-13] 108 53.3 安慧釈 [pTsi246b8-247a8, dTsi213a4-213b3] 109 53.3.1 偈文の註釈 109 53.3.1.1 生死即涅槃に対する反論と答え 109 53.3.1.2 凡夫はどのように真実が覆われているか 109 5 |
ヒット数 | 453 |
作成日 | 2023.03.29 |
更新日期 | 2023.03.29 |
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