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Author |
沖本克己=Okimoto, Katsumi
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奈良康明=Nara, Yasuaki
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丸山勇=Maruyama, Isamu
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Date | 2007.08 |
Pages | 432 |
Publisher | 東京書籍=Tokyo Shoseki Co.,Ltd. |
Publisher Url |
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/index.html
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Location | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
Content type | 書籍=Book |
Language | 日文=Japanese |
Keyword | 親鸞; 慧能; 道元; 慈悲; 無常; 曹洞宗; 密教; 涅槃; 苦行; 法然; 居士; 戒; 石窟; 布教 |
Abstract | 日本人にとってのみならず、アジア諸地域の精神文化の大きな底流となって、広く社会生活に影響を与えている「禅」。その禅の世界を、豊富な写真とともに、文化史の立場から総合的にとらえた決定版。
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Table of contents | 序文 I インド編 写真が語る禅I ヒマーラヤとガンジス 瞑想と苦行 ヒンドゥーの神々 ヒンドゥーの儀礼 釈尊と瞑想 スリランカの森林寺院 天の世界 釈尊と奇跡 礼拝の対象とストゥーパ マトゥーラ仏とガンダーラ仏 第1章 禅の源流--古代インド世界と仏教-- 1 瞑想とヨーガ--インド宗教の柱-- (1) 大地に坐る (2) ヨーガと瞑想 (3) ヒンドゥー世界 (4) ヒンドゥー世界と仏教 2 釈尊と瞑想-苦行、難行、瞑想、悟り-- (1) 釈尊はなぜ出家したのか? (2) 六年難行の時代 (3) 自我をつぶす (4) 世の流れに逆らう(悟り) 3 教団と禅定--仏教教団の成立と展開-- (1) 戒律と瞑想(禅定) (2) 戒律の意味 (3) 遊行から定住へ (4) 僧院の生活 (5) 瞑想法の確立 (6) 慈悲の実践 第2章 大乗仏教と瞑想--仏教発展の諸相-- 1 仏教の2つのレベルと瞑想--「出世間」と「世間」-- (1) 仏教の地方的発展 (2) 出世間レベルの仏教と世間レベルの仏教 (3) 生天と涅槃 (4) 天界の発展 (5) 三学(戒˙定˙慧)と三福業事(施˙戒˙定) (6) 瞑想と奇跡 2 瞑想するブッダたち--大乗仏教と瞑想-- (1) 部派仏教から大乗仏教へ (2) 仏塔の成立と発展 (3) 塔に祈る (4) 像の成立と発展 (5) 禅定の多様化 3 ヒンドゥー世界の中の仏教--仏教の衰退と国外発展-- (1) 仏教教団の外護者たち (2) 回向思想の変化 (3) 仏教呪術の発展と密教 (4) インド的「神仏習合」--観音・シヴァ・ヴィシュヌ (5)『大悲心陀羅尼』の和訳 (6) 仏教の衰退と国外への発展 II 中国編 写真が語る禅II パミールから 砂漠の道筋 砂漠のオアシス都市 オアシスに開花した仏教 花咲ける都 中国仏教の確立 北魏時代の石窟寺院 中国仏教の成立と完成 禅宗の成立 達摩を継ぐもの 北宗・南宗禅 四大霊山 大霊山 禅定の実践 清規と僧侶の生活 老荘思想と禅 中国五山 中国十刹 五家七宗 禅宗の変容 敦煌 第3章 仏教の伝来--異文化との出会いと融合-- 1 悠久の大地--中国仏教と文化の土壌-- (1) はじめに--中国ということ (2) 砂漠と草原とモンスーン--文化交流の道筋 (3) 南船北馬--中国の風土 (4) 空飛ぶ神々--中国の宗教的土壌 (5) 花咲ける都--長安と洛陽、人々の暮らし (6) 永遠の生命と自由--インテリと仏教 2 仏教伝来と変貌--仏教の受容と禅-- (1) 仏教の伝来--中央アジアの情勢 (2) 経典の伝播 (3) 格義仏教--仏教の受容と理解 (4) 教団の形成 (5) 国家と仏教 (6) 教相判釈--宗派の形成 (7) 成熟と完成--中国仏教の成立過程 (8) 末世の到来 第4章 禅宗の成立--中国禅の確立-- 1 初期の禅宗--中国的仏教の成立-- (1) 祖師西来意--達摩の仏教 (2) 達摩を継ぐもの (3) 大禅定寺と曇遷 (4) 四祖道信と東山法門 (5) 努力せよ、努力せよ (6) 禅宗と疑経 (7) 北宗の盛衰--時代精神とその変容 (8) 安禄山の反乱--時代の趨勢 (9) 汝の本性を悟れ--六祖慧能と南宗禅の成立 2 禅宗の確立と展開--禅宗の社会的位相-- (1) 禅宗揺籃の地、南岳 (2) 禅宗における衡岳の位置 (3) 真金鋪と雑貨鋪 (4) 庶民への伝播 (5) 士大夫と禅 (6) 本来の家郷˙五家の成立 3 叢林の成立--禅宗の教団化と宗派-- (1) 禅の三蔵 (2) 清規制定への動き (3) 呪術と儀礼--禅宗の変容 (4) 五家の宗風--禅思想のさまざまな表現 (5) 臨済の思想形成 (6) 臨済宗と曹洞宗 第5章 禅宗の変容--宋から元、明、清-- 1 宋代の禅宗--日本禅の源流-- (1)『景徳伝灯録』の成立--禅宗史の確定 (2) 葬儀と祝聖--禅の民衆化と国家管理 (3) 念仏と禅--融合の思想 (4) 朱子学と禅--学問的交流 (5) 五山十刹--官寺と統制 (6) 臨済宗と曹洞宗--新たなる伝統の確立 2 その後の展開--元、明、清-- (1) 元王朝の成立と流亡の僧--禅の各地への伝播 (2) 明˙清の禅宗 (3) 居士禅と革命--インテリと禅 3 中国禅の波及--東アジア仏教圏-- (1) 敦煌の禅籍--砂漠の宝庫 (2) チベットへの伝播 (3) 朝鮮の禅宗--教禅一致 (4) その他の地域への伝播 III 日本編 写真が語る禅III 日本における禅を準備した地 浄土教成立への土壌 兼修禅の地 達磨宗 鎌倉五山 建仁時と栄西 道元と興聖寺、永平寺 南禅寺と京都五山 曹洞宗の地方展開 禅宗と霊山信仰 源翁心昭の足跡 僧院の生活 僧院の一日 禅と行事 禅と葬祭儀礼 禅と茶 白隠慧鶴と松蔭寺 第6章 禅の日本伝来--変容と定着-- 1 仏教を受容した日本の風土--温和と寛容の伝統-- (1) 日本人と自然 (2) 宗教的寛容性 (3) 仏教と民俗--建前と本音 2 奈良・平安時代における実践仏教の系譜--禅宗を育んだもの-- (1) 禅宗の日本伝来--通説と反論 (2) 国家仏教成立の背後にあるもの (3) 民間布教僧の活躍 (4) 古代仏教史における禅の伝承と「禅師」たち (5) 平安時代の比叡山における禅僧 (6) 浄土教成立への土壌 (7) 法然と親鸞 3 中世における禅宗の成立と発展の諸相--兼修から専修へ (1) 鎌倉初期の禅者群像--兼修禅 (2) 兼修禅から純粋禅へ (3) 大陸憧憬・天竺志向の伝統--栄西と明恵の場合 (4) 道元入宋の原点 (5) 道元の威儀即仏法の意味 (6) 五山叢林と林下 (7) 曹洞宗の地方展開 4 禅宗の地方発展を支えたもの--禅と民間信仰-- (1) 禅の伝承と禅宗の発展 (2) 神祇崇拝 (3) 祈祷と悪霊鎮圧 (4) 禅宗と霊山信仰--禅僧と修験道 (5) 源翁心昭の足跡 第7章 禅の生活と文化--日本的禅の諸相-- 1 僧院の生活と儀礼--修行の実際とその意味-- (1) 僧院の生活--僧院生活の目指すもの (2) 僧院の1日 (3) 自己探求の世界 (4) 僧院生活の用心 2 葬祭と禅宗--仏教葬法の普及と禅僧-- (1) 葬祭を通じての禅宗の定着 (2) 中国における仏教と葬祭 (3) 葬祭に関わる禅宗の姿勢 (4) 葬祭儀礼における文化変容仏教の民俗化-- (5) 葬祭儀礼における文化変容--民俗の仏教化-- 3 禅と文化--日本的エトスの定着-- (1) 妖艶から幽玄へ (2) 悟りと表現 (3) 無常を観る救い (4) 無常感から無常観へ (5) 花開いて世界香し (6) 自己表現としての禅の芸術 (7) 「草木成仏」思想と禅 第8章 近世社会と禅宗--江戸文化の成立へ、統制と保護のはざまで-- 1 近世の庶民生活と仏教--庶民信仰の成立と変容-- (1) 織豊政権と仏教政策 (2) 信長と秀吉--仏教敵視から融和へ (3) 新しい庶民信仰の成立 (4) 切紙伝承と民間信仰の定着 (5) 民衆生活と禅宗文化--食生活・言葉 (6) 政治に関わった禅僧たち (7) 鐘銘事件 2 江戸時代前期--幕府の統制下における禅宗-- (1) 江戸幕府の仏教政策と禅宗 (2) 寺院法度と末寺帳 (3) 大衆化のなかの仏教と禅僧 (4) 最後の反抗--沢庵と紫衣事件 (5) 世俗倫理を説く禅--鈴木正三 3 江戸時代中後期--安定そしてゆるやかな下降-- (1) 禅の復興運動 (2) 大陸の禅の伝来--隠元隆琦 (3) 泥と蓮--白隠慧鶴 (4) 曹洞宗の改革--宗統復古運動 (5) 仏教批判の諸相--改革への外圧 (6) 近代科学の勃興--無著道忠と臨済禅学 (7) 近世禅と諸芸 (8) 書と詩と歌の人生--良寛 (9) 宗旨の整理と固定 4 明 |
ISBN | 9784487754069 |
Hits | 1476 |
Created date | 2007.12.13 |
Modified date | 2008.12.05 |
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