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A Preliminary Report on a Sanskrit Manuscript of the Tathāgatamahākaruṇānirdeśa or Dhāraṇīśvararāja=『大哀経』または『陀羅尼自在王経』のサンスクリット写本の予備的報告 |
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Author |
Ye, Shao-yong (著)=葉少勇 (au.)
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Source |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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Volume | v.69 n.3 (總號=n.154) |
Date | 2021.03.25 |
Pages | 1054 - 1059 |
Publisher | 日本印度学仏教学会 |
Publisher Url |
http://www.jaibs.jp/
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Location | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
Content type | 期刊論文=Journal Article |
Language | 英文=English |
Keyword | Tathāgatamahākaruṇānirdeśa; Dhāraṇīśvararāja; Sanskrit manuscript; Mahāyāna sūtra |
Abstract | 『大哀経』(Tathāgatamahākaruṇānirdeśa)は重要な初期大乗仏典であり,『陀羅尼自在王経』(Dhāraṇīśvararāja)としても知られている.その仏典のチベット訳が現存し,また竺法護と曇無讖による漢訳がある(『大哀経』T 398,『大集経』の第1–2品T 397).従来,『究竟一乗宝性論』(Ratnagotravibhāga Mahāyānottaratantra)と『入中論注』(Madhyamakāvatārabhāṣya)において引用文が回収されたが,それ以外にはこの経のサンスクリット文は発見されていない.本稿で報告する写本は,北京の中国民族図書館に保管されている貝葉写本の束の第59番である.大量のサンスクリット写本が元々チベットで伝承されていたが,それが北京に移送されたのち1993年にチベットに返還される際に,中国民族図書館にそのうちの三部の写本が寄託された.本稿で報告する写本は,中国民族図書館に寄託されたその写本のうちの一つである.
同写本は12葉(Folio. Nos. 1–23;ただし,3, 4, 11及び13−20が失われている)が現存し,経の冒頭部分を含んでいる.書体はプロトナーガリー(Proto-Nāgarī)である.古文書学の特徴から判断すれば,この写本は8–9世紀前後に書写されたものであると推定される.さらに,本稿では,第1–2葉のローマ字転写テキストも提示している. |
Table of contents | 1. Introduction 1054 2. An Edition of Folios 1–2 1056 |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
DOI | https://doi.org/10.4259/ibk.69.3_1054 |
Hits | 248 |
Created date | 2023.01.03 |
Modified date | 2023.01.03 |
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