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Author |
村井幸三
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Date | 2007.03 |
Pages | 190 |
Publisher | 新潮社 |
Publisher Url |
http://www.shinchosha.co.jp/
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Location | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
Content type | 書籍=Book |
Language | 日文=Japanese |
Keyword | 鑑真; 慈悲; 密教; 涅槃; 空海; 往生; 戒; 地獄; 布施 |
Abstract | 釈迦仏教は葬儀と無関係。大乗仏教は釈迦仏教にあらず。各種の儀礼は道教と儒教からの拝借。お経は葬儀用に書かれたものではない。中国で創作されたお経も少なくない。往生と成仏は異なる。死後戒名は江戸幕府の押し付け。永代供養は「永代」ではない。仏教界にも「勝ち組」と「負け組」がある。……お寺やお坊さんにとって都合の悪い話にも遠慮なく触れ、仏教の基本と歴史をわかりやすく解説する。
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Table of contents | はじめに
第一章 人は死んでどうなるの 一 そもそも「戒」とは 人生の勲章?/ご先祖さまとの縁は捨てがたい/ご住職の顔色をうかがいながら/五戒と八斎 戒/お釈迦さまが結構と仰るか 二 従来の死生観が通用しなくなってきた 死ぬ時は一人/日本人の死が変わった/DNAに魂はあるか 三 現世以外の世界はあるのか 死者がたちまち/無いはずがない/釈迦の信念/天上も地獄も
第二章 仏教がやって来た 一 祖霊まします我が山河 縄文時代以降のご先祖さま/霊魂とテレビ電波/天ツ神と国ツ神 二 宗教心の源にあるもの 神は神、仏は仏/御霊信仰/道真の怨霊/駆け足でたどれば 三 鑑真はなぜ来日したのか 切羽詰まった背景/聖武天皇も/戒は守られていたか
第三章 大乗仏教は釈迦仏教にあらず 一 「悟り」から「慈悲」へ 涅槃は死後の世界か/大乗と小乗/僧も大衆も/大天才竜樹の理論/富永仲基の批判 二 仏教と葬儀は無関係だった 無宗教葬は十人に二人/中国では儒教との競争から/遺体は野棄て/日本での火葬第一号/い つか葬儀中心の教団に 三 お経を書いたのは誰? 聞いても読んでも/大乗派の創作/仏が次々と誕生/訳経事業は中国の国家プロジェクト/漢 文が読めたばっかりに
第四章 あの世という世界 一 浄土教と西方浄土 阿弥陀信仰/つい「ナムアミダブツ」と/知名度抜群/明治の探検隊 二 往生と成仏はどう違うのか 私たちは二段の手順で/後世安楽/空海の「即身成仏」/密教とは/大ベストセラー『往生要 集』/源信の逸話 三 お経に霊力はあるのか お葬式用にあらず/「ナムオミトーフー」/金口の説法
第五章 葬式仏教に徹すべし 一 江戸幕府の寺請制度 幕府と教団の押しつけ/本山末寺の制/今日の基本がスタート 二 戒名はこうして作る 院号、道号、そして/お布施の舞台裏/徳川家康と紀伊国屋文左衛門 三 位牌とお墓について 各宗派の式次第は/あまりの簡略化/位牌の由来/合祀墓の増加は戦後から/仏教とは無縁の 墓相学 四 私の提案 民俗習慣の強み/都会と地方の間には/勝ち組の寺と負け組の寺/そして残ったものは/恥じ ることはない/ある僧侶の勇気ある発言/脱・戒名のすすめ |
ISBN | 9784106102080 |
Hits | 748 |
Created date | 2007.04.20 |
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