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筑前宗像勝浦浜の僧忍照と漢語「差別」・漢語「投機」管窺 |
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Author |
小山一乘 =Koyama, Kazunori
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Source |
仏教経済研究=Journal of Buddhist Economic Research=ブッキョウ ケイザイ ケンキュウ
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Volume | v.50 |
Date | 2021.07 |
Pages | 79 - 107 |
Publisher | 駒澤大學佛教經濟研究所 |
Publisher Url |
https://www.komazawa-u.ac.jp/gakunaisoshiki/kenkyujo/bukkyokeizaiken/
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Location | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
Content type | 期刊論文=Journal Article |
Language | 日文=Japanese |
Table of contents | はじめに 79 一 忍照が問題としたマイナスの意味での漢語「差別」――正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと―― 80 二 西日本打撃の享保の飢饉災禍下、私財投じ下関で北国米購入で難民救済志向(翌年江戸に米一揆) 81 1享保の大飢饉 81 ⅰ難民救済のため私財投じ渡海点下関にて北国米購入 81 ⅱ仏者忍照・寛勝の「払い下げ米(蔵米)」投機的購入企図の活計看取(仏教と経済との「投機」意味空間) 81 三 飢饉・飢餓的現実の危機的・限界的・差別的悲運の捕捉の根柢(どう説く) ――天命説か 82 1捨子(捨て殺し) の場合(日本) 82 ⅰ藤井晴子の設問――仏教的影響か、荘子的影響か―― 83 2貧困の場合(中国) 84 3芭蕉の捨子も、荘子説話の貧困も、ともに天命帰因説 84 四 永島半次兵衛寛勝にみられる投機的商空間港町下関での米の買い付けをめぐって 85 1漢語「投機」 85 ⅰ 嚴復“speculation” ・漢語「屯待」・漢語「投機」 85 ⅱ中村元編『続仏教語源散策』、「投機」の項の解説 88 a漢語「投機」の用語法と「経済学」の用語法との関わりに関しては次の解説がみえる。 88 b元来の禅用語としての「投機」の用語法に関しては次の解説がみえる。 88 c「経済学が借用した投機の意味」の消息に関しては次の解説がみえる。 89 ⅲ胡新祥氏「中日近代新漢語についての研究―仏教由来漢語を中心に―」(二〇一八年):漢語「投機」 89 まとめ 89 五 漢語「差別」概観 91 1漢語「差別」の使用例の概観(中国用例中の「日本語和訳」は胡新祥氏による) 91 ⅰ日本の法律関連 91 a日本国憲法第十四条 91 b教育基本法要綱案 91 c教育基本法案 91 d(旧) 教育基本法三条 91 e教育基本法第四条 92 ⅱ胡新祥氏挙例の漢語「差別」関連 93 a「常觀色相男女好醜起種種差別」 93 b①差をつけて区別すること。Distinction ②偏見などから、他よりも低く扱うこと 93 c「県産の米や水に加え、酵母も新たに作ることで「岐阜の味として差別化したい」と同センターの担当者は意気込む。」 93 d『現代漢語詞典第六版』 93 e「人民政府建立以後、廃除了民族圧迫、民族岐視政策、民族不論大小、一律平等。」 93 f「不把“一碗水端平” 、而是対不同区域的消費者実行差別待遇 、長此以往、相関跨国企業在中国消費者心目中的形象恐難維持。」 94 g「“無差別殺人”概念源於日本、但如今在中国、這個詞愈来愈多地出現在公衆視野。」 94 h(胡新祥氏) 挙例 94 i『漢語大詞典』 95 j仏教語としての「差別」 96 k並列関係の同義字「差」と「別」から造語「差別」 97 m一般語に転用された漢語「差別」例 98 n古典日本語における「差別」 98 oヘボン『和英語林集成初版』 99 p「「しゃべつ」から「さべつ」へ」。――「大体一八八二(明治十五) 年以降」説―― 100 q差別に関する造語 101 r不当な扱いとしての「差別」101 六 まとめ 101 |
ISSN | 02892251 (P) |
Hits | 127 |
Created date | 2022.04.29 |
Modified date | 2022.04.29 |
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