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On the Works on the Ritual of Oblation Attributed to Dīpaṃkaraśrījñāna=Dīpaṃkaraśrījñānaが伝えたバリ儀軌について |
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Author |
Mochizuki, Kaie (著)=望月海慧 (au.)
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Source |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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Volume | v.66 n.3 (總號=n.145) |
Date | 2018.03.25 |
Pages | 1137 - 1144 |
Publisher | 日本印度学仏教学会 |
Publisher Url |
http://www.jaibs.jp/
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Location | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
Content type | 期刊論文=Journal Article |
Language | 英文=English |
Keyword | Dīpaṃkaraśrījñāna; Atiśa; ritual; bali |
Abstract | チベット大蔵経の「秘密疏部」には,Dīpaṃkaraśrījñānaに帰せられる7種のバリ儀軌文献,Balividhi, Mahākālabali, Amṛtodayabalividhi, *Jalabalivimalagrantha, Nāgabalividhi, *Balipūjavidhiの著作と,Caturmahārājabaliの翻訳書が収録されている.このうち,Amṛtodayabalividhiは先行する儀軌の注釈書であるために,本稿ではこれを除いた6論について考察を行う.バリ儀軌の目的は,妨害者の慰撫であると述べられおり,これらの文献も同じ目的で著されている.
その内容に関して,Balividhiは,魔鬼に対する一般的なバリ儀軌の紹介書である.空性の修習と三密行の加持から始まり,供物であるバリの加持方法を紹介しているが,特定のバリ儀軌については言及されない.MahākālabaliとNāgabalividhiとCaturmahārājabaliは,それぞれ大黒とナーガと四天王を対象とする特定の儀軌であり,それぞれの対象に対する特定の方法が紹介されている.*Jalabalivimalagranthaは,水を対象とする特別のバリであり,その目的は,煩悩の火に苦しむ有情の苦を寂滅することである.*Balipūjavidhiは,バリによる供養について酒・手・マンダラ・身体のマンダラ・供物・聚輪の観点から解説したものであり,それぞれの加持と供養の方法が説明される.ただし,最後の項目の解説は欠落している.
また,これらの文献の相互関係は次のようになる.MahākālabaliとCaturmahārājabaliは’Brom ston pa,Nāgabalividhiと*BalipūjavidhiはRin chen bzang poとともに翻訳されているので,翻訳時期はそれぞれにおいて同じ頃であり,後者のグループが早いことが推定できる.*Jalabalivimalagranthaは,マンユルで著されたことが記されており,著者がチベットに入った後の著書となる.ただし,Balividhiには著作状況を示す情報はない. |
Table of contents | Introduction 1137 1. Balividhi 1137 2. Mahākālabali 1138 3. *Jalabalivimalagrantha 1139 4. Nāgabalividhi 1140 5. *Balipūjavidhi 1140 6. *Caturmahārājabali 1141 Conclusion 1142 |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
DOI | https://doi.org/10.4259/ibk.66.3_1137 |
Hits | 144 |
Created date | 2022.08.09 |
Modified date | 2022.08.09 |
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