Site mapAbout usConsultative CommitteeAsk LibrarianContributionCopyrightCitation GuidelineDonationHome        

CatalogAuthor AuthorityGoogle
Search engineFulltextScripturesLanguage LessonsLinks
 


Extra service
Tools
Export
村上専精と日本近代仏教=Murakami Senshō and Modern Japanese Buddhism
Author Klautau, Orion (編)=クラウタウ, オリオン (ed.)
Date2021.02.28
Pages370
Publisher法藏館=Hōzōkan
Publisher Url https://pub.hozokan.co.jp/
Location京都, 日本 [Kyoto, Japan]
Content type書籍=Book
Language日文=Japanese
Noteオリオン・クラウタウ1980年生まれ。専門は宗教史学(近代日本仏教研究)。東北大学准教授。著書に『近代日本思想としての仏教史学』(法藏館、2012年)、編著に『戦後歴史学と日本仏教』(法藏館、2016年)、共編著にBuddhism and Modernity: Sources from Nineteenth-Century Japan(University of Hawaii Press, 2021)、論文に「日本宗教史学における廃仏毀釈の位相」(岩田真美・桐原健真編『カミとホトケの幕末維新――交錯する宗教世界』法藏館、2018年)ほか。
Abstract東京帝国大学印度哲学講座の開設に尽力し、その初代教授として日本の近代仏教学の礎を築いた村上専精。その日本宗教史上における重要性は、つとに指摘されてきた。しかしその評価の一方で、東京大学や、村上が僧籍を置いた真宗大谷派とその宗門大学である大谷大学周辺において、彼は“語られなくなった仏教者”でもあった。では、村上専精の重要性とは具体的にどのようなものであったのか。本書では、停滞する研究状況に風穴を開けるべく、仏教の「統一」のみならず、その「歴史」の構築および「修養」としての意義を見出すことにも情熱を注いだ村上の思想と行動や、その波乱に満ちた生涯について、これまで村上について考究してきた研究者らが一堂に会し、多様な観点から考察する。村上専精という仏教者へ、はじめて本格的に迫った近代仏教史上における画期的論集。
Table of contents村上専精という課題――はしがきに代えて(オリオン・クラウタウ)
序 章 統一論とユニテリアン思想――村上専精の全体像に向けて(ミシェル・モール/亀山光明 訳)
はじめに
一 村上専精の思想を読み解くための諸要素
二 村上専精の仏教統一への執念
おわりに

第Ⅰ部 伝統の再構築――村上専精の初期思想
第一章 排耶への姿勢――〈実学〉と村上専精の思想形成(三浦 周)
はじめに――排耶論研究の現在と方法論について
一 「時勢学問」としての排耶論――外学―破邪学について
二 村上の学問観――内学―宗乗余乗―〈実学〉
三 〈実学〉と排耶――「非科学的なキリスト教」という言説
村上の「活学問」――結論に代えて
第二章 村上専精『活用講述因明学全書』の思想(師 茂樹)
はじめに
一 村上専精の因明学
二 『活用講述因明学全書』の思想
おわりに

第Ⅱ部 仏教統一論とその思想的意義
第三章 仏教統一論と比較宗教学――村上専精の「五種の研究眼」をめぐって(岡田正彦)
はじめに
一 仏教統一論と五種の研究眼――比較宗教学と仏教史
二 比較宗教学と仏教統一論――宗教学者の仏教統一論批判
三 信仰的立場からの仏教統一論批判――統一的研究と新信仰の確立
おわりに――比較宗教学会・仏教統一論・新仏教
第四章 〈大乗非仏説論争〉再考――村上専精の意図(蓑輪顕量)
はじめに
一 明治仏教界の動向
二 『仏教統一論』の企図したもの
三 大乗が仏説である理由
四 歴史的視座と仏身論
おわりに
第五章 仏教の統一にあらがって――村上専精への宗門からの批判(ライアン・ワルド/佐々木隼相 訳)
はじめに
一 統一を批判する
二 村上の知的営為と制度的な背景
三 真宗の本当のアイデンティティ
おわりに

第Ⅲ部 統一論の彼方――村上専精の遺産
第六章 修養としての仏教――村上専精の教育実践とその射程(オリオン・クラウタウ)
はじめに
一 村上専精の女子教育論
二 苦学経験から修養談へ
三 村上専精著『通俗修養論』の形成とその内容
四 村上専精の修養論における「宗教」の位相
おわりに――「仏教と修養」の射程
第七章 村上専精と常盤大定――東京帝国大学印度哲学講座の開設をめぐって(渡辺健哉)
はじめに
一 常盤大定の略伝
二 印度哲学講座開設の経緯
三 なぜ講座設立が計画されたのか――その背景
おわりに
第八章 村上専精とその弟子――『明治維新神仏分離史料』の編纂について(池田智文)
はじめに
一 仏教史研究の方法論と国家
二 神仏習合・神仏分離・廃仏毀釈の認識
三 『明治維新神仏分離史料』編纂の思想性
おわりに

終 章 村上専精論を超えて(林 淳)
紹介とコメント
村上論を超えた先

付録① 村上専精直筆資料翻刻(オリオン・クラウタウ)
付録② 村上専精著作目録・年譜(呉 佩遥 編)

あとがき(オリオン・クラウタウ)
執筆者・訳者紹介
ISBN9784831855619 (hc)
Related reviews
  1. Book Review: 村上専精と日本近代仏教 Edited by Orion Klautau / Rhodes, Robert F. (評論)
Hits70
Created date2023.08.16
Modified date2023.08.16



Best viewed with Chrome, Firefox, Safari(Mac) but not supported IE

Notice

You are leaving our website for The full text resources provided by the above database or electronic journals may not be displayed due to the domain restrictions or fee-charging download problems.

Record correction

Please delete and correct directly in the form below, and click "Apply" at the bottom.
(When receiving your information, we will check and correct the mistake as soon as possible.)

Serial No.
680048

Search History (Only show 10 bibliography limited)
Search Criteria Field Codes
Search CriteriaBrowse