|
著者 |
野口善敬
|
出版年月日 | 2005.07 |
ページ | 677 |
出版者 | 禅文化研究所 |
出版サイト |
http://www.zenbunka.or.jp/
|
出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
キーワード | 禅宗 |
抄録 | 唐宋の禅が、宗派的にも思想史的にも大きな展開を見せたのに比して、元代は禅の衰退変質した時代と捉えられてきた。そのため、研究の対象としてあまり取り上げられず、纏まった成果も見られていない。しかし、禅の純度が落ち禅浄双修に走ったとされる元代にも、日本禅門にその流派を伝え大きな影響を与えた禅僧もおり、入元僧も相当な数にのぼっている。また、五山文学、五山制度、清規など、その日本に与えた影響には計り知れないものがある。 元代仏教の纏まった研究書としては、野上俊静『元史釈老伝の研究』(朋友書店・一九七八)、大薮正哉『元代の法制と宗教』(秀英出版・一九八三)、竺沙雅章『宋元仏教文化史研究』(汲古書院・二〇〇〇)などが挙げられるが、本書は、禅を中心に纏められたはじめての「元代仏教研究」である。 巻末に膨大な資料(「元代禅僧著述・伝記一覧」「元代仏教関係繋年資料」「元代仏教関係著書・論文一覧」)、および本文索引が付される。
|
目次 | 序 元代仏教の概観 元代江南における臨済禅の展開(元叟行端とその禅/中峰明本の生涯とその思想/元代禅門の苦悩) 元代仏教の諸相(元代江南における住持任命権者の変遷/元代における五山十刹の位次/元代文宗期における仏教興隆/元代の禅宗と教宗) 禅浄双修の問題 ─元から明へ─(禅浄一致に関する一考察/明代前期禅門における禅浄一致の一断面) 付録 元代明初僧侶著述・伝記一覧 元代仏教関係繋年資料 元代仏教関係著書・論文一覧 本文索引付 |
ISBN | 4881822039; 9784881822036 |
ヒット数 | 1575 |
作成日 | 2005.11.25 |
更新日期 | 2008.10.03 |
|
Chrome, Firefox, Safari(Mac)での検索をお勧めします。IEではこの検索システムを表示できません。
|