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「生死」と仏教 -- 名僧の生涯に学ぶ「生きる意味」
著者 瓜生中
出版年月日2007.03
ページ240
出版者佼成出版社=The Kosei Publishing Company
出版サイト http://www.kosei-shuppan.co.jp/top2/top2.htm
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
キーワード親鸞; 道元; 最澄; 密教; 涅槃; 信心; 空海; 法難; 法然; 法相宗; 戒; 生死
抄録護国宗教として移入された仏教を民衆のものへと昇華させていった、わが国の高僧たち。仏教の出発点である生死の苦悩を深く認識しつつ、それぞれの視点で<よりよく生きる道>を確立していった過程を詳しく紹介する。

目次

はじめに

第一章 最澄の生涯
比叡山の麓に生まれる/出家は父の念願/比叡山に篭る/比叡山での修行/若くして高僧の仲間入りを果たす/比叡山を下りる/入唐求法/空海との決別/法相宗の徳一との論争/弟子たちの離反/最後の最後まで諦めなかった大乗戒壇設立/初七日に叶った最澄の悲願/命を見つめる/死して法を残す

第二章 空海の生涯
幼少時代/大学を去る/アウトローの仲間入り/密教との出会い/仏教こそ最高の教え/入唐/帰朝/入洛を許される/入京、そして最澄との訣別

第三章 法然の生涯
父の死/出家/善導の教えに感化を受ける/念仏こそ最高の行/比叡山を下る/念仏に対する弾圧/法然の死

第四章 親鸞の生涯
親鸞の生涯/時代の大変革を目の当たりにして/比叡山で出家/六角堂に篭る/法然との出会い/越後に流される/妻帯することは理想だった/僧にあらず、俗にあらず/流罪を解かれて/同行・同朋/京都に帰る/善鸞義絶事件/遺骸は魚に与えよ

第五章 道元の生涯
出生と出家/禅の思想に触れる/入宋/帰国/永平寺の創建/只管打坐と身心脱落/生死即涅槃/自然をこよなく愛す/生きながら黄泉の国へ

第六章 日蓮の生涯
漁師の子として生まれる/最下層の子として生まれる/清澄寺で出家/鎌倉に出る/比叡山に登る/求道の原動力/比叡山を下る/辻説法/四大法難/佐渡に流されて/三度諌めるも用いられず/身延への隠棲/見事な最期

第六章 すべてを捨てた一遍上人
妻妾同居の生活の醜さ
善光寺で「二河白道図」を写す
絶体絶命のピンチに立たされた一遍上人
信心がなくてもよいのか?
熊野権現の夢告
「捨ててこそ」
「念仏が念仏を申す」

第七章 一遍の生涯
一遍上人の生涯/出家/故郷に帰る/善光寺に詣でる/「十一不二の偈」を感得する/遊行の旅に出る/熊野権現の託宣/怒涛のごとき行脚/鎌倉入りを阻止される/南無阿弥陀仏になりはてぬ

第八章 一休の生涯
一休の生涯/謙翁との出会い/自殺未遂を計る/再び修行に専念する/大悟徹底/悟後の修行/終生、愛して止まなかった山城薪村/大徳寺の住持になる/世俗の死を厭わず/ひと休み/なぜ奇行をしたのか?
ISBN9784333022700
ヒット数1332
作成日2007.04.20



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