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中世仏教の原形と展開
著者 菊地大樹 (著)=Kikuchi, Hiroki (au.)
出版年月日2007.06.10
ページ420
出版者吉川弘文館
出版サイト http://www.yoshikawa-k.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
抄録顕密体制論や思想的系譜論など、日本中世仏教研究の現状を踏まえ、古代仏教の中に日本仏教の原形を見出し、その中世的展開を、往生伝や『法華験記』、山林修行などから解明。また、聖の一群として知られる持経者の実像を浮き彫りにし、中世における彼らの活動を、王権・専修念仏・寺院社会など、近年の中世仏教研究の重要問題との関わりの中で探る。
目次序章(中世宗教史と中世仏教/日本仏教史の成立/顕密体制論の継承と発展/思想的系譜論)

第一部=中世仏教の原形(持経者の原形と中世的展開〈持経者の古代的展開/持経者と山林修行/持経者の中世的展開〉/奈良時代の僧位制と持経者〈奏状の内容/三科の具体的内容/道鏡と持経者〉/往生伝・『法華験記』と山林修行〈史料としての「往生伝」と『法華験記』/法華験記と山林修行/山林と社会を媒介するもの/行動から思想へ〉/修験道と中世社会〈古代の山林修行/修験道の成立/修験道の展開と中世社会/修験道における「基層」と変容〉)以下細目略/

第二部=中世仏教と持経者の活動(後白河院政期の王権と持経者/「文治四年後白河院如法経供養記」について―新出『定長卿記』の翻刻と研究―/持経者と念仏者/中世東大寺の堂衆と持経者)/終章
ISBN9784642028646
関連書評
  1. 書評 - 菊地大樹『中世仏教の原形と展開』=Book reviews: Kikuchi Hiroki, Archetype and Development of Medieval Buddhism in Japan / 上川通夫 (著); 歴史学研究会 (編)
ヒット数836
作成日2007.07.03
更新日期2022.08.02



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