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著者 |
松本史朗 (著)=Matsumoto, Shiro (au.)
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出版年月日 | 2004.03.01 |
ページ | 512 |
出版者 | 大蔵出版 |
出版サイト |
https://www.daizoshuppan.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
キーワード | 仏教思想; 仏教哲学 |
抄録 | さらなる仏教思想の解明へ 本書では、原始仏教から大乗仏教にいたる仏教思想の展開を、批判的な立場から考察していくが、とりわけ、上巻では、瑜伽行派のテキストの分析により、唯識思想の基本概念がいかに形成されたかを究明する。
上巻では、まず、原始仏教から大乗仏教に至る仏教思想の展開とは、仏教から非仏教への転落の過程、すなわち、インド思想の主流をなす自己(基体)の肯定に落ちていく過程であることを論じる。次いで、瑜伽行派が用いる主要な概念について考察し、その思想の理論構造がdhatu-vada(基体説)であり、非仏教的なものであることを論証する。
如来蔵思想の論理構造に対する批判的考察を経て、いまや瑜伽行派のテキストの分析が行われる。唯識思想の基本的概念はいかに形成されたのか。 |
目次 | 第1章 仏教の批判的考察(仏教解明の方法—中村元説批判;苦行と禅—無執着主義;『スッタニパータ』の非仏教性—苦行者文学 ほか) 第2章 瑜伽行派とdh ̄atu‐v ̄ada(dh ̄atu‐v ̄adaの仮説について;本性住種姓について;『宝性論』における“prakrti”の基体性 ほか) 第3章 アーラヤ識に関する一考察— ̄atma‐bh ̄avaと ̄alaya‐vijn ̄ana(『解深密経』「心意識相品」中心部分の考察; ̄atma‐bh ̄avaの意味 ほか)
*下巻では、上巻に引き続き、『宝性論』の種姓論、瑜伽行派の一乗思想、『勝鬘経』の思想的立場、などについて考察します。 |
ISBN | 4804305599; 9784804305592 |
ヒット数 | 421 |
作成日 | 2009.07.10 |
更新日期 | 2023.08.31 |
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