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自然法爾と「共生」の實現=自然法爾與「共生」之實現 |
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著者 |
田村晃祐 (著)=Tamura, Kouyuu (au.)
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掲載誌 |
中華國際佛學會議實錄(第3屆):人間淨土與現代社會: = The Record of Chung-Hwa International Conference on Buddhism(3rd): The "Earthly" Pure Land and Contemporary Society
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出版年月日 | 1998.02 |
ページ | 140 - 141 |
出版者 | 法鼓文化出版社=Dharma Drum Culture |
出版サイト |
http://www.ddc.com.tw
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出版地 | 臺北市, 臺灣 [Taipei shih, Taiwan] |
資料の種類 | 會議論文=Proceeding Article |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 中日文提要; 中文論文提要:頁105. |
キーワード | 共生; 救濟; 自然法爾; 惡人正機; 田村晃祐; Tamura, Koyu |
抄録 | 一. 日本における念佛には多くの種類のものがあった. (1) 觀無量經に基づく觀想念佛. (2) 般舟三昧經に基づく天台常行三昧. (3) 觀無量壽經等に基づく散善の行業. (4) 法華信仰﹑大般若信仰と混合した念佛. (5) 自己と他人の念佛の圓融を說く融通念佛. (6) 大日と阿彌陀﹑密嚴と極樂の一體を說く密教念佛. (7) 阿彌陀佛の本願力による他力稱名念佛. (8) 自力修行をつくし﹑その先は阿彌陀佛の救濟に賴む念佛. (9) 念佛を通じて禪的境地に至らせる念佛禪. などが考えられる. 細かく拳げれば﹑尚多くの念佛思想を拳げることができよう. 二. 多くの念佛思想の中で﹑日本の民眾に最も廣く受けいれられ﹑徙って最も大きな淨土教系教團を形成したのは親鸞(1173~1262)を開祖とする淨土真宗であった. 以下その思想的特徵を拳げよう. 1. 善導の機の深信を深め﹑自己の煩惱への反省と末法思想により自己に出離の機緣なしと認め﹑惡人の自覺を深める. 2. 阿彌陀佛はそのような惡人を救うことを目的とし﹑誓願と修行の結果の本願力を眾生救濟に迴し向ける. 眾生の信も行も本願力の迴向によるものであり﹑惡人正機の自覺に徹する. 3. 他力の救濟によって往生する淨土の本質は無為の世界であり﹑阿彌陀佛の本質は﹑すがたかたちなき無の佛である. 4. この信仰に生きる時﹑佛にまかせきった自然法爾の境地に生き﹑諸佛等同の心境に生きることができるとする.
現代の世相は慾望のより大きな充足を求めて奔走し﹑慾望が滿足されれば尚一層慾望をつのらせ﹑そこから對立が起こり﹑不和が生じ﹑爭いを原理とする會社結構となっている. しかしこのような考え方の限界が指摘され﹑逆に「共生」の原理に生きる生き方が摸索されている. このよな時﹑念佛の信に生き﹑自然法爾の生活に生きるとき﹑「共生」が實現され﹑平和な會社が實現されるものと考える.
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ISBN | 9578473567 |
ヒット数 | 474 |
作成日 | 2000.12.05
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更新日期 | 2015.08.11 |
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