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著者 |
今西順吉=Imanishi, Junkichi
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出版年月日 | 2010.04 |
ページ | 408 |
出版者 | トランスビュー |
出版サイト |
http://www.transview.co.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
抄録 | Kは、そして先生は、なぜ自殺したのか。明治の精神に殉死するとはどういうことなのか。誤読の厚いヴェールを剥がし、漱石思想の転換点となった稀有の名作を縦横精緻に読み解く。自己本位から則天去私への道筋を鮮やかに照らし、漱石最晩年の境地を炙り出す。
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目次 | 第一部 『心』を読む 第一章 先生と私 1不思議な構造 2「先生」という呼称 3「私の秘密」とは何か 4出会いの情景 5主客の断絶 6雑司ヶ谷の墓地にて 7人間は本質的な孤独を超えられるか 8「淋しさ」と「動」 9「静」という名前 10奥さんの告白 11端書と封書の意味 12思想家としての先生 13憎悪と復讐 14「あなたは本当に真面目なんですか」 15最後の晩餐 第二章 両親と私 1郷里という「現実世界」 2仏教の無常観 3卒業祝いの中止 4軽薄さと哀愁 5乃木大将の殉死 6兄との会話 7先生からの郵便物 第三章 先生と遺書 1遺書を書くに至った経緯 2梵天勧請 3借り着の思想を配す 4鷹揚の喪失 5『大乗起信論』の説く無明 6小石川の下宿 7「狐疑」にとりつかれて 8魔が差す 9Kの境遇 10嫉妬 11Kの覚悟 12「運命の冷罵」 13愛の二面性 14Kはなぜ自殺したのか 15人間の罪 16先生はなぜ自殺したのか 第二部 『心』の秘密 第1章 修善寺の大患と思想的挫折 1小宮豊隆の解釈 2大患で得たもの 3「自己本位」の崩壊 第2章 誰がなぜ殉死したのか 1「模倣と独立」の決意 2「現代日本の開花」の苦渋 3「明治の精神に殉死すること」の意味 第3章 則天去私と『心』の装幀 1則天去私へ 2『心』を自装したわけ 第4章 親鸞から法然へ 1親鸞への関心 2「法然上人に就いて執筆すべく」 3清沢満之とKの思想 4夢の中の母 5法然、インデペンデントの人 注 あとがき |
ISBN | 9784901510912 |
ヒット数 | 722 |
作成日 | 2010.07.15 |
更新日期 | 2010.07.15 |
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