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著者 |
梅原猛=Umehara, Takeshi
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出版年月日 | 2010.02.20 |
ページ | 266 |
出版者 | ミネルヴァ書房 |
出版サイト |
http://www.minervashobo.co.jp
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 梅原猛(ウメハラタケシ)1925年宮城県仙台市生まれ.1948年京都大學文學部哲學科卒業.立命館大學教授、京都市立芸術大學學長、國際日本文化研究センター所長(初代)などを経て、現在、國際日本文化研究センター顧問(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)。四六判;単行本 |
抄録 | 新しい哲學の創造へ 山川草木に祈りを捧げ、聖徳太子、親鸞に日本の思想の原點を見る。日本の心とは何か、伝統とは何か。その中に梅原が長年探し求めてきた新しい哲學創造の可能性をみる。
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目次 | Ⅰ 天台本覚思想と環境問題 1 なぜ良源を最澄よりも篤く崇拝するのか 2 釈迦如来と大日如来 3 動物ばかり植物‧鉱物まで成仏する 4 天台本覚論は日本で生まれた仏教思想 6 神仏習合の発展 7 神仏習合が日本的宗教のあり方 9 天台本覚論は能の中にこそある 10 冬の芭蕉と俳諧の芭蕉 13 我が世界の中心に座った近代思想 15 人間中心、理性偏重が自然を破壊する 17 生死する太陽崇拜の復権を 19 エジプト文明への回帰 21 進歩の思想から循環の思想へ 23 太陽エネルギーの時代へ 25 技術革命の前に思想革命を 26
Ⅱ 聖徳太子と法隆寺 31 聖徳太子は私の恩人 32 法隆寺は怨霊鎮魂のために再建された 33 怨霊神になる条件 35 最高金額の札は聖徳太子でないと 37 実力のある徳のある人物を登用する 38 和があって議論すれば理に適う 40 日本の律令と藤原氏の独裁 42 日本の政治家は外交感覚がない 44 聖徳太子外交のマキャベリズム 45 日出ずる処の天子 46 遣隋使で文化の導入 48 津田左右吉は伝承を滅ぼした 50 菩薩太子の仏教研究 52 死後怨霊になった聖徳太子 53 鎌足の陰謀と怨霊への恐れ 55 秦河勝はクリスチャンだったのか 56
Ⅲ 親鸞のこころ 59 『歎異抄』中心の親鸞理解 60 親鸞の悪は浮気の悪ではない 61 親鸞の悪は父殺しである 63 親鸞の書いた書には殺気がある 65 「二種回向」が親鸞思想の中心 66 親鸞聖人の伝記をめぐって 70 『親鸞聖人正明伝』が最古で最高 73 親鸞の両親はだれか 76 親鸞の母は源義朝の娘である 77 死んだはずの父と母の死 80 出家するしか生きられない 81 祖父の父殺しと親鸞の父殺し 83 悪人成仏と女人成仏 84 親鸞は肉欲が抑えられずに結婚したのか 86 九条兼実が求め、法然が命令して妻帯させられた 87 女人救済のための結婚 89 親鸞卒寿を超えてさらに十歳 91
Ⅳ 勝修羅の鎮魂 93 私と能 94 能とは何か 97 世阿弥の能 98 『八島』の世界 103
Ⅴ 日本の伝統とは何か 113 新しい神「天皇」 114 『教育勅語』と「靖国神社」 117 現職の総理大臣の靖国神社公式参拝 119 『教育勅語』の「忠」 120 聖徳太子の「和の精神」 124 道徳としての『十七条憲法』 128 「天台本覚論」が日本の思想の根底 131 草木国土悉皆成仏 132 植物や国土まで<衆生> 134 近代精神の大きな壁 137 飽食の時代 139 核兵器を率先して廃棄せよ 141 自然は人類の母 142 人間性喪失の危機 144 底辺の人々の思いを語る能 146 新しい人類の思想の構築へ 147
対談 新しい哲學の創造をめざして 聞き手 やすいゆたか 149 『梅原猛 聖徳太子の夢』について 150 世阿弥について 175 出雲神話とは何か 197 人類哲学の構想 229
あとがき 251
謡曲コラム 『鵺』 28 『杜若』 28 『芭蕉』 29 『自然居士』 99 『弱法師』 99 『安宅』 100 『高砂』 107 『檜垣』 107 『砧』 108 『藤戸』 109 『景清』 110 『蟬丸』 111 『姨捨』 112 |
ISBN | 9784623055470 |
ヒット数 | 1092 |
作成日 | 2010.09.17 |
更新日期 | 2010.09.17 |
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