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ひとりで生きる道 -- 大愚良寛の生涯に学ぶ
著者 大角修=Okado, Osamu
出版年月日2010.08.27
ページ239
出版者P.H.P. 研究所=PHP Institute,Inc.
出版サイト http://www.php.co.jp
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
抄録人々から好かれ、子どもたちと仲良く遊んだ良寛。しかし、一方では、人を寄せ付けない、厳しい禅僧でもあった。二面性とも取れるその人生には父の自殺が大きく影響している。しかも辞世の句を渡されながら、その死を予期できなかった無念から、弟まで自殺を図るという辛い現実を受け入れなくてはならなかった。心に深い傷を負った良寛は、自責の念から逃れることは難しかったに違いない。しかし、その苦しい現実を受け入れ、孤独であることを覚悟して生きたがゆえに、周りと仲よく暮らせたのだろう。いま、望むと望まざると「ひとり」で生きることを余儀なくされることも多い。家族力・地域力の衰退などによって、人は孤立しやすく、生きづらくなってきているが、自らも垣根をつくり、生きづらくしているのかもしれない。そのような世の中を、いかにひとりで生きていくのか。良寛の生き方は、その指針を示してくれる。

目次
はじめにー父の自殺
海の良寛
少年と師
観音菩薩の寺へ
愚であれば道は広がる
父の墓標
家路の迷い
越後の足跡
野に生きる
逸話の向こうに
読経の声
ひとりで歩く
橘屋廃亡
悲しみを生きる
はちすの露
由之に贈る
良寛の戒め(戒語)
ISBN9784569791753
ヒット数1045
作成日2010.12.22
更新日期2010.12.22



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