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現代人の死生観と葬儀
著者 藤井正雄=Fujii, Masao
出版年月日2010.08
ページ234
出版者岩田書院=Iwata Shoin
出版サイト http://www.iwata-shoin.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
抄録永年、「生」と「死」をテーマに研究を続けてきた著者が、多様化する現代人の生死観を明らかにし、それに基づき、現代の葬儀について考察を加える。従來、死から葬儀・埋葬の儀式は地域社會にゆだねられていたが、現代は、個人が葬儀業者に依頼して行われるようになり、散骨や宇宙葬までも行われるようになっている。このような狀況をふまえた上で、映畫「おくりびと」や、「千の風になって」の歌など、身近な話題を題材にして、宗教學の立場から、判りやすく解説する。また、葬祭業者と仏教の関わりや、墓地行政などにも言及する。

目次
多様化する現代人の死生観
死の概念の多様化
仏教と死後の世界
庶民仏教の誕生
死者と生者の接點-日本文化と仏教の聖地観
葬儀の原點-葬送は人間にとって必要か
葬儀の展開と仏教
死の外在化と私事化
現代のミイラ作り《エンバーミング》
葬儀の生前予約と葬祭業界の再編成化-プレニードシステムの生起とその展開
これからの葬儀の仕方
新しい葬法
映畫「おくりびと」に學ぶもの
見えなくなった「いのち」
生命科學と仏教の立場
醫療スタッフと患者間の相互関係
家族問題の重要性
「エホバの證人」と輸血拒否
日本人のアイデンティティ-家族と個の葛藤
法制史にみる「個」と「家族」
「個」と「家族」の生命倫理
「千の風になって」の歌と仏教
「自殺対策基本法」成立の意味を考える
応用宗學、現代宗學としての宗教學
新しい家族像の構築に向けて-生命観の対立とその超克
[附錄]
 葬祭業者と仏教の関わり
 墓地行政の経過
ISBN9784872940800
ヒット数1297
作成日2011.01.03
更新日期2011.01.03



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