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奥州仏教文化圏に遺る宗教彫像の基礎的調査研究
著者 有賀祥隆=Ariga, Yoshitaka
出版年月日2006.12
ページ352
出版者有賀祥隆
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類其他=Others
言語日文=Japanese
ノート平成15・16・17年度科学研究費補助金 基盤研究(A)(1)研究成果報告書
抄録奥州仏教文化圏と関連地域の宗教彫像を系統的に調査した。調査地、作品数は次の通りである。 平成15年度 寺院・14ケ所、38躯 個人・2ヶ所、2躯 その他・2ヶ所、2躯 平成16年度 寺院・15ヶ所、34躯1面 その他・3ヶ所、7躯 平成17年度 寺院・10ヶ所、9躯1箇 その他・2ヶ所、6躯 地域としては、東北の福島・山形・宮城・岩手に新潟・栃木などの各県を加え、ことに茨城県の寺院17ヶ所、その他5ヶ所を調査したことが特色としてあげられる。茨城県の調査の成果は、『国華』1326号・特輯「常陸の仏像」(2006年4月)に、本研究分担者が執筆し公開した。 調査では、通常の撮影に加え、デジタルマイクロスコープ撮影、X線写真撮影をおこない、多角的な画像資料を収集した。デジタルマイクロスコープは、茨城県玉造町(現・行方市)・万福寺阿弥陀如来及び両脇侍像三躯の着衣に施された微細な切金文様の調査に効力を発揮し、また、X線写真撮影は、東京都・大倉文化財団(大倉集古館)木造普賢菩薩騎象像、新潟県上越市照行寺木心乾漆如来坐像などにおこない、構造上の新たな発見をみた。特に、万福寺(前出)阿弥陀如来像のX線写真からは、両手の部分が金属製であることが確認され、鎌倉時代の「生身」信仰の貴重な資料となった。 本研究により新たに見出された作例に以下のものがある。照行寺(前出)木心乾漆如来坐像(奈良時代後期)、茨城県岩瀬町(現・桜川市)・妙法寺伝阿弥陀如来坐像、伝観音菩薩立像、伝虚空蔵菩薩立像(平安時代前期)、茨城県池亀区木造五大力菩薩五躯。照行寺像は後世玉眼が嵌入された点に意義がある。妙法寺諸像は新治郡寺伝来と想定された。五大力菩薩は龍王吼菩薩像の胎内に治承二年(一一七八)の銘が確認された。いずれも古代彫刻史研究上の重要作であることが判明した。
ヒット数469
作成日2011.05.18
更新日期2011.05.18



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