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著者 |
齋藤龍一=Saito, Ryuichi
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出版年月日 | 2009.07 |
ページ | 407 |
出版者 | 読売新聞社大阪本社・大阪市立美術館 |
出版地 | 大阪, 日本 [Osaka, Japan] |
資料の種類 | 其他=Others |
言語 | 日文=Japanese |
抄録 | 本展は、日本と中国の文化に深く根ざす「知られざる道教の世界」をメインテーマとする、日本ではじめての展覧会です。道教とは、道(タオ)を説き不老長寿を究極の理想とする中国でうまれた宗教です。老子をその祖として崇め、神仙思想や風水や星宿、易学をはじめとする古代の思想や信仰・神話、そして仏教をも取り込みながら発展し続けてきました。現代も中国の人生観や世界観の根幹をなし、東アジアの思想や文化、芸術のベースとなっています。道教に関わる美術はその思想と同様に多種多彩です。老子や仙人、北斗七星といった星座を擬人化した図像、閻魔王に代表される道服を身に着けた地獄の裁判官。さらには陰陽道でも用いられた呪符・まじないや占い、そして現在も信仰をあつめる関帝や媽祖などなど。難解でつかみどころがないような道教ですが、今日の日本でもその影響は色濃くみられ、浦島太郎、七夕やお中元、妙見や庚申といった慣れ親しんだ物語や習俗、信仰も実は道教にルーツがあります。いつの時代にも中国から日本へと無限の広がりをみせ、気づかぬうちに私たちの生活にまで浸透していた道教の世界。本展ではこれまで埋もれていた中国や日本の絵画・書・彫刻・工芸作品を近代にまで時代をひろげて、日本各地から約330件結集させ、わかりやすくご紹介いたします。是非この機会に「道教の美術」という古くて新しいジャンルにふれ、案外身近にある道教の世界を感じてください。
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目次 | 1.中国古代の神仙思想 2.老子と道教の成立 3.道教の信仰と尊像 4.古代日本と道教 5.陰陽道 6.地獄と冥界・十王思想 7.北斗七星と星宿信仰 8.禅宗と道教 9.仙人/道教の神々と民間信仰 10.道教思想のひろがり 11.近代日本と道教 12.拡散する道教のイメージ |
ヒット数 | 886 |
作成日 | 2011.05.26 |
更新日期 | 2011.05.26 |
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