|
|
|
|
|
Nagarjunaと初期瑜伽行派の思想形成 : 『中論』から『菩薩地』へ=Nagarjuna's Influence on the Formation of the Early Yogacara Thoughts : From the Mulamadhyamakakarika to the Bodhisattvabhumi |
|
|
|
著者 |
斎藤明 (著)=Saito, Akira (au.)
|
掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
|
巻号 | v.58 n.3 (總號=n.121) |
出版年月日 | 2010.03 |
ページ | 1212 - 1218 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
|
出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English; 日文=Japanese |
抄録 | ナーガールジュナが初期瑜伽行派の思想形成に何らかの影響を与えたことを否定する研究者は少ない.瑜伽行派は,『般若経』に対して独自の視点から解釈をくわえ,有部アビダルマとも相互に影響関係を保持し,『解深密経』や『大乗阿毘達磨経』等の独自の論的な経典を創出した.しかしながら,従来の研究に多少なりとも欠落していたのは,同派の思想形成において,『中論』の著者としてのナーガールジュナが果たした役割という視点である.本稿では,tattvaの意味づけ、durgrhita-sunyataとsugrhita-sunyataとの対比,勝義(=涅槃)を獲得するためのvyavaharaないしabhilapaの役割,煩悩の根元としてのvikalpaあるいはprapancaの位置づけという視点を設定する.その上で,『中論』と『菩薩地』(とくに第4「真実の意味」Tattvartha章)の比較考察を通して,『菩薩地』がいかに『中論』を踏まえ,その教理を批判的に継承し,掘り下げ,独白の教理体系を構築するに至ったのかを考証する. |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
ヒット数 | 839 |
作成日 | 2015.06.30 |
更新日期 | 2019.05.02 |
|
Chrome, Firefox, Safari(Mac)での検索をお勧めします。IEではこの検索システムを表示できません。
|
|
|