|
|
![](jp/images/title/Title_FulltextSearch.gif) |
|
|
|
|
|
devayana-, brahmayana-, mahayana- |
|
|
|
著者 |
笠松直 (著)=Kasamatsu, Sunao (au.)
|
掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
|
巻号 | v.61 n.3 (總號=n.130) |
出版年月日 | 2013.03 |
ページ | 1066 - 1072 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
|
出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English; 日文=Japanese |
キーワード | devayana-; pitryana-; brahmayana-; mahayana- |
抄録 | Vedic devayana-, pitryana- (RV+)はpantha-, m.「道」に係り,「神々(ないし祖霊)が進み行く」道を謂う形容詞である.五火二道説の文脈にも現れ,思想史的にも注目される重要語彙である.この2語と,仏教文献に見られるBHS buddhayana-「仏乗」, mahayana-「大乗」等との語構成上の類似は,しばしば注意されてきた.しかしこれら一連の仏教文献にみられる複合語は中性の実体詞(Tp.)であって,文法的に別個の構成を採っている:前者はRV以来在証される形容詞yana-「(〜へ)進み行く」を基礎とし,後者はVeda文献から在証される中性実体詞「乗り物」を基礎とする.この際,Pali文献における幾つかの用例は示唆的である.Sn 139 devayana-は「神々の乗り物」を意味するものと考えられる.同様にSN V 5,11 brahmam...yanam及び16 brahmayana-は,「バラモンの乗り物」を意味しよう(但し「バラモンらしい行き方(進み方)」の可能性は否定できない).BHSでも事情は同様で,通例Symplex yana-は「乗り物」を意味し,例えばbauddham yanamは「仏陀の乗り物」を意味しよう.同様にbodhisattvayana-, sravakayana-, etc.も「菩薩(乃至声聞)の乗り物」(ないし「菩薩(乃至声聞)の行き方」)であろう. |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
ヒット数 | 281 |
作成日 | 2015.08.27 |
更新日期 | 2019.05.20 |
![](jp/images/logo/bg-btn-edit.png)
|
Chrome, Firefox, Safari(Mac)での検索をお勧めします。IEではこの検索システムを表示できません。
|
|
|