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菩薩にとっての三十七菩提分法の意義 : SAVBh ad MSABh XVIIIにおける経典からの引用の重要性について=Meaning of the Thirty-Seven Practices to Attain Enlightenment for Bodhisattvas : The Significance of Canonical Citations in the SAVBh ad MSABh XVIII
著者 岸清香 (著)=Kishi, Sayaka (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.62 n.3 (總號=n.133)
出版年月日2014.03
ページ1260 - 1266
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English; 日文=Japanese
キーワードMahayanasutralamkarabhasya; Sutralamkaravrttibhasya; Sthiramati; saptatrimsad bodhipaksadharma; Aksayamatinirdesasutra
抄録スティラマティに帰せられるSutralamkaravrttibhasya (SAVBh)は,ヴァスバンドゥ著作として知られるMahayanasutralamkarabhasya (MSABh)の註釈書である.SAVBhはMSABhに対して詳細な註釈をつけているが,その特徴の一つが大乗経典からの引用を多用する点にある.SAVBh ad MSABh XVIIIでは,中心テーマである三十七菩提分法の分析の前項目である資糧の分析に対しても,『大宝積経』からの引用を用いて,三十七菩提分法という修行方法が大乗の教説として存在することを強調する.さらに三十七菩提分法を解釈するにあたって,三十七菩提分法を構成する一々の修行徳目に対して,『大方大集経』「無尽意品」からの引用を用いて解釈している.特に四念処の解説にあたっては,二種の点に対して経典引用を用いることにより,声聞よりも菩薩が優れていることを説明している.本論文では,これらSAVBh ad MSABh XVIIIにみられる経典からの引用を詳しく検討することにより,いかように大乗菩薩の修行方法としてSAVBhにおいて三十七菩提分法が理解されているのかを明らかにするものである.
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
ヒット数437
作成日2015.09.09
更新日期2019.05.23



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