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宗教的祝祭に関する国家的認知 : 北魏時代の仏誕祭パレードと現代台湾における仏誕記念式典との比較考察=National Recognition of a Religious Festival : Comparing Buddha's Birthday Celebration Organized in Taipei to the Northern Wei Buddha's Birthday Parade |
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著者 |
釋覺瑋 (著)=Shih, Jue-wei (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.63 n.3 (總號=n.136) |
出版年月日 | 2015.03 |
ページ | 1148 - 1154 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English |
キーワード | Buddha's birthday; acculturation; public spaces; parade; national recognition; tradition of success; skilful means; religious merit |
抄録 | ブッダの誕生記念祭は,多くの仏教的祝祭の中でも最重要の祝祭の一つである.本論文は,外来宗教としての仏教が中国に受容された後に,主要な祝祭である仏誕祭が,いかにして国家的な認知を得るに至ったかを,今からおよそ1500年前の北魏時代と現代台湾における事例を比較しながら考察する.記録によれば,後漢時代に仏教が中国に伝わってからおよそ500年,6世紀初めの北魏では,陰暦4月8日,皇帝や多くの市民が,それぞれに仏像を安置した1000台の車列をもって仏誕祭パレードを行ったという.一方,台湾において仏教が広く知られるようになるのは17世紀の清朝においてであり,さらにまた仏教が台湾に根づくのは,多くの僧侶や僧尼が中国の東海岸から移り住むようになる1945年以後のことである.21世紀の台湾では,大統領府の前で10万人規模の仏誕記念式典が開かれることにもなった.相互に1500年の隔たりをもちながらも,いずれの祝祭も外来宗教としての仏教を受容し,ブッダの誕生を公共の空間において祝う祭典として文化史的,社会的,および政治的に重要な意味をもつことを具体例に即して考察した. |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
ヒット数 | 271 |
作成日 | 2015.10.01 |
更新日期 | 2019.05.29 |
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