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Saddharmapuṇḍarīka-sūtraにおけるsamādapana-/samādāpana-の語形成について=On the derivation of samadapana-/samadapana- in the Saddharmapuṇḍarīka-sūtra |
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著者 |
笠松直 (著)=Kasamatsu, Sunao (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.64 n.3 (總號=n.139) |
出版年月日 | 2016.03 |
ページ | 1164 - 1170 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English |
キーワード | samādāpana-; samādāpaka-; Kashgar manuscript |
抄録 | BHS samadapana-は,教学上の重要用語「開示悟入」の「開」に当る.Saddharmapundarika-sutraでの用例は,散文部分の複合語中に限られ,6例が存する.このほかBahuvrlhiの後分で女性名詞活用形をとるKern-Nanjio本43,8-9のkriyam...buddhaydna-samadapanamの例が存するが,この読みは疑問である.この語は,Buddhist Hybrid Sanskrit文献では一般に^odap^oの語形を取る.Wogihara-Tsuchida本40,6の^oddpanamの訂正は妥当であろう.しかし中央アジア・カシュガル写本が一貫してsamadapana-の語形を取ることは示唆的である(例えば51b4-5 buddhayana-samadapanim).この形はパーリ語が示すそれに等しい.動詞形を参照すれば,カシュガル写本の偈文は一貫して特徴的な使役形samadape-^を示す.これはパーリ語と同じ語形である.カシュガル写本散文部分が示すsamadapaya-^はアショーカ王碑文のdative infinitiveの例(samadapayitave)に比し得る.断片的ながらカダリク写本も同様の活用形を示すものと判断される.この他,受動形samadapiyamtiはパーリ語ないしプラークリットと同じ語形成法による.未来形samadapisyeは,samadapがset語根と同じ取扱いを受けたことを示唆するものと思われる.この想定が正しければ名詞形samadapana-はsamadapを基礎とした-ana-Suffixによる形成と判断される.以上の諸事情・用例から,Buddhist Hybrid Sanskrit文献が一般にサンスクリット的なsamadapana-の語形を示す一方,カシュガル写本(ないし中央アジア所伝写本)は中期インド語的なsamadapana-を保持していたと判断される. |
目次 | 1. Should samādapana- in KP Be Emended to Read samādāpana-? 1164 2. Samādāpana-, samādapana- in the Kashgar Manuscript 1165 2.1. Samādape-" in Verses 2.2. Samādāpana-" in the Prose Potionof the Kashgar Ms. against Samādāpaya-" in KN/WT 3. Conclusion 1167
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ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
ヒット数 | 248 |
作成日 | 2016.12.19 |
更新日期 | 2019.06.10 |
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