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著者 |
張龍妹
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小峯和明
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出版年月日 | 2017.05 |
ページ | 336 |
出版者 | 勉誠出版 |
出版サイト |
http://bensei.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 1.編者簡介 張龍妹(ちょう・りゅうまい) 北京日本学研究センター教授。専門は『源氏物語』を中心とする平安仮名文学。 著書に『源氏物語の救済』(風間書房、2000年)、『日本文学 古典篇』(高等教育出版社、2008年)、『今昔物語集 本朝部』(翻訳、人民文学出版社、2008年)、『東西方文学交流研究』(翻訳、知識産権出版社、2013年)、『和歌物語集』(翻訳、外語教育與研究出版社、2015年)などがある。
小峯和明(こみね・かずあき) フェリス女学院大学客員教授、早稲田大学客員上級研究員、中国人民大学・高端外国専科、立教大学名誉教授。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話。 著書に『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書、2007年)、『中世法会文芸論』(笠間書院、2009年)、『〈予言文学〉の世界―過去と未来を繋ぐ言説』(編著、アジア遊学159、勉誠出版、2012年)などがある。 |
抄録 | 『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』…。 平安の頃から連綿と続く「女性の文学」。その物語や日記には高い思想性が見られ、その裏打ちとして仏教(信仰)が通底している。 近年のジェンダー研究の隆盛を受けて関心の高まる女性と文学、そして仏教との関わりを、東アジア全体に視野を広げながら論じる。 |
目次 | 序 文―「東アジアの女性と仏教と文学」に寄せて 張龍妹・小峯和明
Ⅰ 女性と仏教の文学世界 女文字の仏教 今西祐一郎 女性が男性を論破する大乗経典―日本の女性文学への影響 石井公成 『参天台五臺山記』にみる「女性と仏教」 勝浦令子 〈仏伝文学〉と女人―物語の原点として 小峯和明 コラム◎女性たちの転生と「謫生」―説話と物語のありよう 丁莉 コラム◎后と聖人―女犯の顛末 高陽
Ⅱ 女人の道心と修行 女性仏道修行者の出家と焼身―東アジア仏教最初期の一考察 何衛紅 紫式部の道心について 張龍妹 手紙を書く女たち―儒教と仏教を媒介に 李愛淑 コラム◎釈教歌と女性 平野多恵 コラム◎暗喩としての〈仏教〉―『更級日記』の〈物詣〉 中村文 『とはずがたり』における後深草院二条の信仰心―西行の受容を中心に 邱春泉
Ⅲ 『法華経』と女人の形象 『冥報記』における女性『法華経』信仰説話の伝承考 李銘敬 鎮源撰『本朝法華験記』独自の女性像―表現の出典と発想の和化を手掛かりに 馬駿 「平家納経」と女性の仏教実践 阿部龍一 『八幡愚童訓』の一側面―神功皇后像と故事としての仏伝 鈴木彰
Ⅳ 東アジアへの視界 宋代の女性詩人と仏教―朱淑真を例として 陳燕 朝鮮の宮廷女流文学における宗教思想 金鍾徳 コラム◎朝鮮時代における仏伝とハングル小説―耶輸陀羅の物語 趙恩馤 コラム◎朝鮮時代の女性と仏教―比丘尼礼順の仏法修行を中心に 金英順 コラム◎ベトナムの女性と仏教 川口健一
Ⅴ 近世・近代文学の女性と宗教 上田秋成の仏教観と「宮木が塚」における権力・智略と信仰 岳遠坤 コラム◎近世における女の巡礼 周以量 二十世紀の和泉式部伝説―『かさぶた式部考』における「救済」について 樋口大祐 初期平塚らいてうの女性解放の思想と禅 王雪 芥川龍之介『南京の基督』論―金花の〈奇蹟〉物語の深層心理 曲莉 核時代における現代人の信仰の問題について―大江健三郎の『燃えあがる緑の木』を中心に 王麗華 |
ISBN | 9784585226734 |
ヒット数 | 277 |
作成日 | 2017.08.23 |
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