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南宋・鎌倉仏教文化史論
著者 西谷功 (著)=Nishiya, Isao (au.)
出版年月日2018.02
ページ840
出版者勉誠出版
出版サイト http://bensei.jp
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート作者為西谷功(にしたに・いさお),1978年、京都府生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。宗教法人 泉涌寺 宝物館「心照殿」学芸員、龍谷大学文学部非常勤講師。専門は仏教文化史、日本東洋仏教美術史、寺院史、心性史。 著書に『御寺泉涌寺と開山月輪大師』(共著、法藏館〈泉涌寺〉、2011年)、論文に「智積院新文庫蔵『十巻抄』について」(宇都宮啓吾代表『根来寺聖教の基礎的研究―智積院聖教を中心として―』、科研報告書、2014年)、「文物から見た日中僧俗ネットワーク」(板倉聖哲編『東アジアのなかの日本美術』、日本美術全集6、小学館、2015年)、「禅律寺院における宋式「首楞厳呪」「施餓鬼」儀礼」(『明日の東洋学』34、2015年)、「泉涌寺の文化財―儀礼と信仰の視点から―」「釈迦十六羅漢図」(『國華』1458、2017年)、ほか。
キーワード世界史; 中世; 中国; 仏教; 日本史; 東アジア; 美術; 鎌倉
抄録鎌倉時代初期、戒と律が衰退する日本仏教社会の刷新を企図し、我禅房俊芿により京洛東山に開かれた泉涌寺。
宋代仏教との交渉のなかで、僧侶本来のあり方への回帰を目途し、同寺にもたらされ、実践された宋式の僧制・規則・儀礼は、それに関わる文物の移動や受容を伴いつつ、寺院間のネットワークのなかで広く伝播していった。
寺院社会における僧の生活規範を示す「清規」書や儀礼次第書、そして儀礼の場で用いられた仏像や仏画などの文物に着目し、東アジア世界とのかかわりの中で展開した鎌倉仏教の宗教史的・美術史的・文化史的意義を総合的な視点から解明する。
目次序章 〈規則〉からみた南宋仏教請来の意義―本書の研究視座と問題の所在―
第一部 日宋間の人的交流とその場
第一章 泉涌寺開山への諸相―『不可棄法師伝』にそって―
第二章 泉涌寺創建と仏牙舎利―泉涌寺僧聞陽房湛海の行状再考―
第三章 泉涌寺と南宋仏教の人的交流
第四章 「滄洲」と入宋僧―南宋代における一律院の所在とその宗教的空間―
第五章 入宋僧曇照の行状―鉄翁守一との邂逅の「場」を中心に―
第六章 泉涌寺僧と蘭渓道隆の交流―泉涌寺と南宋禅教僧の両ネットワークから見る―
第二部 南宋仏教文化・儀礼・文物の受容と展開
第一章 南宋律院請来の威儀・法式・法会次第の受容と泉涌寺流の展開―新出資料『南山北義見聞私記』発見の意義―      
第二章 泉涌寺流における結夏儀礼の復興と南都諸寺院への影響―俊芿請来の道宣、元照律師像の流布を視座として―
第三章 泉涌寺旧蔵「涅槃変相図」とその儀礼の復元的考察―鎌倉時代における宋式涅槃儀礼の受容―     
第四章 宋式「金光明懺法」儀礼の請来と展開―泉涌寺を例として―
第五章 南宋時代における普陀山観音信仰の展開とその造形―泉涌寺伝来観音菩薩坐像を中心に―
第六章 楊貴妃観音像の〈誕生〉
終 章
資料篇
一 泉涌寺不可棄法師伝
二 仏牙舎利関係資料
  一 「舎利縁起」(雲龍院蔵『泉涌寺概畧録』所収)
  二 「泉涌寺仏牙舎利相伝九月八日舎利会」(『正続院仏牙舎利略記』所収)
  三 「仏牙傳来」(『泉涌寺要集』所収)
  四 「東山泉涌寺佛牙傳来旨趣」(『泉涌寺要集』所収)
三 北京戒光律寺古記
四 南山北義見聞私記
五 泉山僧堂浄式
あとがき
索 引
ISBN9784585210443 (上製)
ヒット数519
作成日2018.09.21
更新日期2020.09.22



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