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固有信仰の展開と仏教受容=National Beliefs and the Introduction of Buddhism
著者 高取正男 (著)=Takatori, Masao (au.)
掲載誌 史林=The Journal of history
巻号v.37 n.2 (總號=n.144)
出版年月日1954.04
ページ111 - 126
出版者史学研究会
出版サイト http://www.shigakukenkyukai.jp/
出版地京都, 日本 [Kyoto, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート<論説>
作者單位:京都大学大学院特別奨学生
抄録六・七世紀における仏教受容は、いうまでもなく我国が大陸文化圏に参加したことであり、それによって受けた影響という面での考察も忘れてはならない。しかし、これを日本民族の発展として主体的にとらえる場合は、古代国家完成に向っての全生活をあげての行動と、必然的に捲起る闘いの内に、新らしい世界観を樹立する過程であった。本稿はその意味で、前代以来の固有信仰の内部に見られる神観念・宗教意識の発展を考察する中に仏教受容の必然性を求め、同時に、その発展の特異性の中に飛鳥仏教とよばれるものの性格についての考察をこころみた。

With the introduction of Buddhism Japan came into intimate contact with the Continental culture. Every grade of our society was saturated with its influence, but from the national viewpoint of history it will be seen in another light. In other words it was the process of the struggle of new ideologies with the old. The aim of this article is to interprete the introduction of Buddhism from this new angle--first to trace the national character in our religious beliefs, secondly to see in those beliefs some tendency toward the Buddhistic Weltanschauung and lastly to explain the specific character of Buddhism of the Asuka (飛鳥) era in the religious development of our country in general.
目次一 111
二 113
三 120
むすび 125
ISSN03869369 (P)
DOI10.14989/shirin_37_111
ヒット数367
作成日2021.01.15
更新日期2021.01.15



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