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浄土教における念仏の諸相 : 身体性を中心に
著者 溪英俊 (著)
掲載誌 浄土真宗総合研究=Jodo Shinshu Research=ジョウド シンシュウ ソウゴウ ケンキュウ= Joudo Shinshuu sougou kennkyuu
巻号n.12
出版年月日2019.03
ページ49 - 82
出版者教学伝道研究センター;浄土真宗本願寺派総合研究所
出版サイト http://j-soken.jp/
出版地京都, 日本 [Kyoto, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート特集テーマ 宗教における儀礼と芸能
キーワード日本浄土教; 念仏; 身体性
抄録日本浄土教において重視される念仏について、特に身体性に着目し、その変遷をたどる。まず法然、親鸞、一遍の念仏観を確認する。法然は、 「偏依善導一師」とその立場を明示し、「念声是一」と称名念仏を強調した。親鸞もその立場を受け継ぐが、 念仏を報恩行として理解する。一遍は、 浄土宗西山派の流れを汲み、 自身の思想を構築する。また、身体性に着目すると、善導・法然において、心で仏を観じる観念から口称の念仏へと変化している。親鸞も同様に口称の念仏を中心とした。一遍は、口称の念仏と共に、踊躍歓喜を身業にあらわす踊念仏を行じた。このように、念仏は歴史的展開の上で、心の範疇から具体的な身体性を伴うものへと拡張されていくのである。
目次序論 49
第一章 法然・親鸞・一遍の教義的念仏観 51
第一項 法然の念仏観51
第二項 親鸞の念仏観 55
第三項 一遍の念仏観 59
第一節 一遍の修学背景 59
第二節 一遍の念仏観 61
第二章 念仏の身体性 65
第一項 仏教と身体性 65
第二項 観念念仏から称名念仏へ 66
第一節 善導から法然へ 66
第二節 親鸞の立場 69
第三項 踊念仏 73
結論 76
ISSN21855277 (P)
ヒット数186
作成日2022.01.10
更新日期2022.01.11



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