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稲妻の唯名的定義と用語「畏敬の念」考
著者 小山一乘 =Koyama, Kazunori
掲載誌 仏教経済研究=Journal of Buddhist Economic Research=ブッキョウ ケイザイ ケンキュウ
巻号v.49
出版年月日2020.05
ページ63 - 85
出版者駒澤大學佛教經濟研究所
出版サイト https://www.komazawa-u.ac.jp/gakunaisoshiki/kenkyujo/bukkyokeizaiken/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
目次はじめに 63
一 宗教的適応の根源的意味を索める議論の俎上にのる「畏敬の念」の教育評価論序――規範的言明での教授での評価問題、事実的言明での教授での評価問題― 65
二 史資料にみえる「雷」及「稲妻」 67
1『古事記』で語られる伊邪那美命の屍体から生じた八の雷神――鬼形のものを指す・いわゆるのカミナリでなく威力ある恐ろしい魔物、八つの雷とあるが― 67
2『古今和歌集』にみえる用語「稲妻」 68
三 劉琳「日本語歴史コーパス」日本書紀古訓形容詞「カシコシ、サカシ」に関する調査」考 68
1劉琳氏による『日本書紀』における「カシコシ」考察・コメント 68
2 「上代以降「カシコシ」と「サカシ」は共通な意味を持つようになる」(劉琳氏) 69
3『万葉集』、『古事記』、『日本書紀』における「カシコシ」は主に「畏怖、畏敬」の意味 69
4「畏敬の念」に係わる「カシコシ、サカシ」の義の時代的差異 70
四 用語「畏敬」に関する定義(『広辞苑』・白川静『字通』・『新英和中辞典』(研究社)) 71
1漢字・漢語「畏」のプラス面とマイナス面との両義的意味の使用例確認 71
2「畏敬は、尊敬と恐れの交錯した感情」(『新英和中辞典』)、Aweの項)はプラス評価とマイナス評価 71
五 「畏敬の念」設定否定論について 72
1(論A)「「畏怖の念」は科学が未発達な時代の宗教観」考 72
2(論B)『旧約聖書「申命記」』「自然への驚きイコール神の信仰ととらえてはいけない、と戒めている。」考 73
3(論C)「何事のおはしますかは 知らねども、かたじけなさに涙こぼるる」(西行の歌)
「何事もおわしまさぬと知りながら 世の人並みにぬかずきにけり」(仲吉朝助の歌、本歌取)考 75
4(論D)「よくわからないまま拝んできた」考 77
六 科学的思考と宗教的思考との聯関性・根源性 78
1「信仰」(新約聖書の定義) における「確信」「確認」の自然科学的思惟構造展開からの検討(再考) 78
2「稲妻」の唯名的定義の生成基盤を出雲の高校生が解明(平成二十八~二十九年)――稲と妻との関係を検証――怖いが有り難い・おそれとうやまいとの同居・葛藤的 79
まとめ 81
ISSN02892251 (P)
ヒット数152
作成日2022.04.28
更新日期2022.04.28



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