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Mūlamadhyamakakārikā, Chapter 18, Verse 2 and the Prasannapadā’s Commentary Thereon=『中論頌』第18 章第2 偈とそれに対する『プラサンナパダー』の注釈 |
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著者 |
新作慶明 (著)=にいさくよしあき (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.65 n.3 (總號=n.142) |
出版年月日 | 2017.03.25 |
ページ | 1198 - 1204 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English |
ノート | Research Associate, Musashino University, PhD |
キーワード | Mūlamadhyamakakārikā; Prasannapadā; *Lakṣaṇaṭīkā; Kāśikāvṛtti |
抄録 | チャンドラキールティ(Candrakīrti)作『プラサンナパダー』(Prasannapadā, PsP)は,今日唯一完本の形でサンスクリット原典の参照が可能なナーガールジュナ作『中論頌』(Mūlamadhyamakakārikā, MMK)に対する注釈である.MMK の偈頌のみのサンスクリットテキストの存在は,近年まで知られておらず,La Vallée Poussin(LVP)によるPsP 校訂テキストに引用されるMMK が,MMK のテキストとして使用されていた.しかし,近年,葉少勇によってMMK の写本が同定され,同校訂テキストが出版された.一方,PsP に関しては,今日でも多くの研究者の間でLVP 校訂本が用いられているが,近年では,LVPのテキストを見直す研究の存在が知られるようになっている.筆者もその1 人であり,第18 章の校訂テキストを作成した.
先行研究で指摘されている通り,偈頌のみのテキストにおけるMMK 18.2 とPsP に引用されるMMK 18.2では,「我所」に相当する語について,前者では “ātmanīya” と,後者では “ātmanīna” とテキストが異なることが報告されている.また,同じく,先行研究では,当該偈を注釈するPsP についての言及もなされているが,依然として考察の余地があるように思われる.本稿では,筆者がPsP第18章の校訂テキスト作成過程で明らかとなったMMK 18.2とそれに対するPsPの注釈について考察する. |
目次 | Introduction 1198 1. Mūlamadhyamakakārikā, Chapter 18, Verse 2 1198 1.1. MMK 18.2 and MMK 18.2 in the PsP 1198 1.2. ātmanīya/ātmanīna 1199 2. The PsP’s Commentary on ātmanīna 1200 3. Concluding Remarks 1202 |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
DOI | 10.4259/ibk.65.3_1198 |
ヒット数 | 143 |
作成日 | 2022.05.25 |
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