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儀礼と仏像
著者 船山徹 (編) ; 倉本尚德 (著)
出版年月日2022.09
出版者臨川書店
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート著者は京都大学人文科学研究所准教授。専門は六朝隋唐仏教史。主な著書に、『北朝仏教造像銘研究』(法藏館、2016)、『最澄・空海将来『三教不斉論』の研究』(共訳著、国書刊行会、2016)、『中国史書入門 現代語訳 北斉書』(共訳、勉誠出版、2021)など。
抄録仏に見(まみ)えるために――仏と人が関係を取り結ぶ儀礼において、仏像は様々な役割を果たしてきた。懺悔、観仏、念仏、誓願……修行者の願望を託された仏像の役割を解説しながら、インドから中国へ、そして現代の日本へと伝わる仏教儀礼の歴史的展開と、その思想的意味を明らかにする。好評シリーズ、ついに完結!
目次はしがき(編者)
序 章
第一章 仏像を主役とする年中行事――灌仏と行像
 第一節 お釈迦さまの誕生日はいつか?
 第二節 灌仏
 第三節 行像――「仏を迎える」儀礼
 第四節 二月八日の「城を巡る」行城儀礼
 第五節 剣川県の太子会と行城儀礼
 第六節 「進み行く像」としての行像
 まとめ
第二章 身心をきよめる――大乗の懺悔儀礼と仏像
 第一節 大乗の懺悔と布薩における懺悔
 第二節 中国初期における懺悔の事例
 第三節 東晋時代における大乗の懺悔儀礼の整備
 第四節 南北朝時代の懺悔儀礼
 第五節 『金光明経』――懺悔と誓願が織りなす金鼓の響き
 第六節 『大方等陀羅尼経』――重罪を滅する懺悔の実践手引き
 第七節 『涅槃経』――阿闍世王の懺悔
 第八節 『大通方広経』の懺悔儀礼――三宝名号の称名礼拝による一闡提の懺悔
 第九節 仏名と懺悔――七階仏名の成立過程
 まとめ
第三章 仏・菩薩を憶念・観想する――念仏・観仏と仏像との関わり
 第一節 『般舟三昧経』――阿弥陀仏の憶念と不臥不休の行道
 第二節 観仏経典の出現――懺悔と仏像・禅観・称名・菩薩戒・浄土往生との結合
第四章 菩薩の誓願――仏前での誓い
 第一節 菩薩の出発点としての誓願
 第二節 誓願に生きる――『華厳経』浄行品
 第三節 南岳慧思の『立誓願文』
 第四節 阿弥陀仏となる誓願
おわりに/参考文献/図版典拠/索引
ISBN9784653045731
ヒット数590
作成日2022.09.12
更新日期2022.09.12



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