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Śāntarakṣita’s Prioritization of Dharmakīrti’s Thesis over Bhāviveka’s in His Critique of Vedāpauruṣeyatva=シャーンタラクシタによるヴェーダの非人為性批判の特徴
著者 Ham, Hyoung Seok (著)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.67 n.3 (總號=n.148)
出版年月日2019.03.25
ページ1118 - 1123
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードTattvasaṅgraha; Madhyamakahṛdayakārikā; Śāntarakṣita; Bhāviveka
抄録本稿はシャーンタラクシタ著『真理綱要』Śrutiparīkṣā章に挙げられるミーマーンサーのヴェーダ著者不在/非人為性を分析する.シャーンタラクシタはバーヴィヴェーカが『中観心論』「ミーマーンサー章」で行なう批判も適用するが,最終的にはダルマキールティの批判を主に採用する.シャーンタラクシタが紹介するバーヴィヴェーカの主張は,1)仏典にも著者は存在しない,2)ヴェーダ作者の存在は証明可能である,の二点である.しかしながら,シャーンタラクシタはバーヴィヴェーカの主張と同様の議論をクマーリラに対する反駁として使用している.更に,最終的にシャーンタラクシタが採用する主張はダルマキールティの「ヴェーダは如何なる意味も持っていないテキストである」というものである.本研究は,シャーンタラクシタによるミーマーンサー批判の中でバーヴィヴェーカの見解が導入されていることを明らかにする.それにより『中観心論』と『真理綱要』にはいかなる関係もないという先行研究の見解を訂正する.
目次1. Introduction 1118
2. Weakening Bhāvivekaʼs Opinion 1: On the Evil/Human Authorship of the Veda 1118
3. Weakening Bhāvivekaʼs Opinion 2: On the Authorlessness of Buddhist Scripture 1119
4. Śāntarakṣitaʼs Policy of Having Dharmakīrti over Bhāviveka 1121
5. Conclusion 1121
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.67.3_1118
ヒット数544
作成日2022.09.20
更新日期2022.09.20



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