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An Argument Concerning abhāvapramāṇa in the Ślokavārttika: In Contrast to anumāna in vv. 38–44=Ślokavārttikaにおけるabhāvapramāṇaをめぐる議論:vv. 38–44におけるanumānaとの対比を中心として
著者 Michimoto, Daisei (著)=道元大成 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.68 n.3 (總號=n.151)
出版年月日2020.03.25
ページ1227 - 1231
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードabhāvapramāṇa; non-occurrence of pramāṇa; anupalabdhihetu
抄録クマーリラは,〈非存在という認識手段〉(abhāvapramāṇa)が非存在を把握する認識手段であると主張する際に,Ślokavārttika(ŚV) abhāvaparicchedaで,推理などでは非存在を把握することが出来ないと論じる.そして,特にvv.38–44では,〈非存在という認識手段〉以外の直接知覚などの5つの認識手段の不生起が具体的な証相として挙げられるが,そのような証相でもって非存在を把握すると主張する対論者がダルマキールティであるか否かがこれまで盛んに議論されきた.そこで本稿では,vv.38–44における前主張について,ŚVやその諸注釈書を基に新たな付随情報を提示しつつ,改めてその内容が如何なるものであるのかを検討した.

Ślokavārttikakāśikā(ŚVK)とNyāyaratnākara(NR)はvv.38–44までの対論者説に関して,v.44で証相の三条件としてPS II 1abを引用しつつも,ダルマキールティの非認識論証因の解釈をする形で前主張を展開していた.更には,ŚVKはvv. 40–41の無限後退の過失についても,その対論者をPVSVを引用する形でダルマキールティの主張としている.また,ŚVKとNR,特にŚVKはあくまでダルマキールティの非認識論証因を正確に理解しつつも,あえてそれを曲解して,認識手段の不生起が批判されるvv.38–44に適用していた.これは,ダルマキールティに先行するイーシュヴァラセーナが,純粋否定としての非認識を主張しつつも,それを推理とは別の第三の認識手段として主張した点,ディグナーガの否定的論証が積極的になされず,むしろ後代になるとそれが省略して述べられる点,ダルマキールティの非認識論証因のみが一般的に仏教徒説として普及していたなどの点などが背景にあると推察した.
目次1. Introduction 1227
2. Criticism of the logical mark as non-occurrence of pramāṇa 1227
3. non-occurrence of pramāṇas≠ the logical reason of non-cognition 1228
4. Conclusion 1230
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.68.3_1227
ヒット数815
作成日2022.09.30
更新日期2022.09.30



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