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On the Relationship of Wonhyo’s Fahua Zongyao with Zhiyi and Jizang=元暁『法華宗要』と智顗・吉藏の関係について
著者 Li, Si-long (著)=李四龍 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.69 n.3 (總號=n.154)
出版年月日2021.03.25
ページ1156 - 1164
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードWonhyo; Fahua Zongyao; Zhiyi; Jizang; style of interpreting scripture
抄録新羅時期の高僧元暁は多種の仏典「宗要」を著作している.現存する五種の「宗要」の解経体例は二つのパータンに整理できる.一つは六つの部分に分かれるパータン,即ち「六門分別」である.もう一つは三つの部分に纏めるパータンである.即ち述大意・釈経宗致・重要な議題を料簡することである.

彼の著作『法華宗要』の構成は「六門分別」であり,三論宗の吉藏の『法華玄義』と近いが,内容からみると,その中に「消文義」が含まれてなく,五門になっている,そして,「判教」が独立の一門として論述されている.これは智顗の『法華玄義』と類似する.

元暁は吉藏の『法華遊意』にある「三種の法輪」を引用したが,『解深密経』の立場からこれに対して,疑問を呈している.また,『法華経』は了義経であるが,中に不了義語も存在すると説かれている.元暁の「別通分満」という四教判の思想は智顗の「蔵通別円」とも通じる.よって,元暁にとって,吉藏より,智顗の影響が大きいであろう.

元暁は「一乗実相」によって『法華経』の宗要を解釈している.智顗・吉藏が「実相」によって,『法華経』を解釈する方法と一致する.また,「一乗法」を一乗理・一乗教・一乗因・一乗果と説明するのは,彼の華厳宗の立場を現し,唯識思想との関係も近い.『法華経』の「経体」と「経宗」を区別する際に,元暁は「経」と「体」を区別せず「体用合挙」という解釈手段を使っている.これはまた智顗と異なり,吉藏の「宗体無異」という主張と類似する.
目次1. Wonhyoʼs works titled Zongyao and his Interpreting style 1156
2. Zhiyi and Jizangʼs styles of interpretation and Wonhyoʼs classification of scriptures 1158
3. Essentials of Lotus Sūtra disclosed by Medieval Chinese Masters and Wonhyo 1160
4. Conclusion 1163
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.69.3_1156
ヒット数382
作成日2023.01.04
更新日期2023.01.04



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