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Zenju 善珠’s Theory of Tathatā (Jp. Shinnyo 真如) in the Hōongikyō 法苑義鏡=『法苑義鏡』に見られる善珠の真如説
著者 Li, Zi-jie (著)=李子捷 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.69 n.3 (總號=n.154)
出版年月日2021.03.25
ページ1173 - 1177
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードZenju; Hōongikyō; shinnyo (zhenru)
抄録『法苑義鏡』において,善珠(723–797)は基本的に玄奘(602–664)とその門下の学説に従っている.善珠は玄奘伝来の唯識学にとどまらず,それ以前の南北朝の各学派の学説にも通じる.言うまでもなく,地論教学もその中に含まれている.

善珠は様々な場合で真如に言及しており,その立場は玄奘と唐代唯識学派の解釈を土台にしている.真如と仏性との関係を解釈するにあたって,善珠は『大般涅槃経』・『究竟一乗宝性論』のタイトルにあまり言及していないにもかかわらず,これらの諸経論から確かに影響を受けた.これより見れば,奈良時代の日本法相宗の学僧として,善珠の真如理解は玄奘とその門下の学説の枠を超えたと言えよう.
目次1. Zenju and the Nara Buddhism 1173
2. Theory of Shinnyo in the Hōongikyō 1173
Concluding Remarks 1176
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.69.3_1173
ヒット数531
作成日2023.01.04
更新日期2023.01.04



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