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弘法大師に於る<法身説法>説の展開について:開題類を中心として=On the development of the theory of 'Preaching of Dharma-Kaya' of Kobo-Daishi
著者 苫米地誠一 (著)
掲載誌 智山学報=Journal of Chizan Studies=智山學報
巻号v.37
出版年月日1988.03.31
ページ1 - 38
出版者智山勧學會
出版サイト https://www.chisankangakukai.com/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
抄録本論考は、『弁顕密二教論』に於て成立した弘法大師空海の<法身説法>説が、その後どの様に展開して行ったのか、その展開の様相を跡付けようとするものである。そしてそれはこれ迄に行って来た『吽字義』『秘鍵』『即身義』『声字義』等に関する検討の成果としての<字義釈><三摩地法門><法曼茶羅><如来の説法>説、<即身成仏>思想、<六塵文字>説等に就ての知見を指標として、それら主要著作の間を埋めるものとして、開題類を取り上げ検討を加えるものである。そしてそれは又逆に、主要著作に於て指摘された諸思想、諸概念を、<法身説法>説の展開過程の上で位置付けて行く事になるであろう。又同時に、<法身説法>説の展開の様相を基に、成立年代不明の著作に就て、その成立年代を推定してみる。
目次一、はじめに 1
二、『大日経開題(三密法輪)』 2
三、『実相般若経答釈』 4
四、『大日経開題(大毘盧遮那)』 5
五、『法華経開題(重円性海)』と『最勝王経開題』 6
六、『金剛般若経開題』 9
七、『大日経開題』(法界浄心)』と『大日経開題(関以受自楽)』 10
八、『理趣経開題』(弟子帰命)』 13
九、『教王経開題』、『理趣経開題(生死之河)』、『法華経開題(開示茲大乗経)』、『梵網経開題』 13
一〇、『法華経開題(殑河女人)』と『法華経釈』 16
一一、『大日経開題(衆生狂迷)』と『大日経開題(隆崇頂不見)』 19
一二、『金剛頂経開題』 21
一三、おわりに 25
註 28
ISSN02865661 (P)
DOIhttps://doi.org/10.18963/chisangakuho.37.0_1
ヒット数106
作成日2023.03.27
更新日期2023.03.31



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