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弘法大師の空思想について=On the thought of sunyata according to Kukai |
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著者 |
元山公寿 (著)
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掲載誌 |
智山学報=Journal of Chizan Studies=智山學報
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巻号 | v.37 |
出版年月日 | 1988.03.31 |
ページ | 83 - 98 |
出版者 | 智山勧學會 |
出版サイト |
https://www.chisankangakukai.com/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 日文=Japanese |
抄録 | 本論では、仏教の中心的思想の一つである空思想が、弘法大師にどのように受容され、展開されているかを、龍樹の空思想と比較することによって考察した。結論を述べると、空の否定面を説くことに専念し、肯定面は説きえないとした龍樹に対して、弘法大師の空思想は、その肯定面を説き明かしているものである。これは、龍樹が衆生の立場で説いているのに対し、弘法大師は如来の立場から説くことで可能とした。そして、この立場から、世間のすべての言葉が諸法実相を表わす真言であり、また、世間のすべてのものは、如来と同じであるとしたのである。しかし、弘法大師は、空の否定面を全く無視したわけではない。すなわち、如来の立場に到るためには必要なものであるとしているのである。 |
目次 | はじめに 83 一、龍樹の空思想 84 二、弘法大師の空思想 90 まとめ 96 |
ISSN | 02865661 (P) |
DOI | https://doi.org/10.18963/chisangakuho.37.0_83 |
ヒット数 | 121 |
作成日 | 2023.03.31 |
更新日期 | 2023.03.31 |
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