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紅頗梨色阿弥陀像をめぐって(3):道場観を中心に=A Study on the Images of Guharisiki-Amida-Nyorai (Amitabha-tath agatas of colored like a scarlet glass)". Part# : on the Dojyokan of Amida-kuyouhou
著者 苫米地誠一 (著)
掲載誌 智山学報=Journal of Chizan Studies=智山學報
巻号v.44
出版年月日1995.03.31
ページ53 - 79
出版者智山勧學會
出版サイト https://www.chisankangakukai.com/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
抄録真言密教(東密)系の阿弥陀如来像とされる紅頗梨色阿弥陀如来像は、頭上に五智の宝冠を戴き、身色を紅くして、阿弥陀如来の三昧耶形である金剛杵を茎とする蓮華を台座としてその上に坐す、特異な形式の像として知られている。その典拠は弘法大師空海作とされる『無量寿次第御作』『紅頗梨秘法』とされるが、宝冠を戴く阿弥陀如来像の成立は、空海時代よりもかなり下がると考えられる。また阿弥陀法次第の道場観では、種子・三昧耶形・本尊形の三種を順次変化させて観念する次第であって、三昧耶形と本尊形とが同時に同一画面上に現れることはあり得ない。そこで現在の紅頗梨色阿弥陀如来像がどのようにして成立したのか、儀軌から道場観へ、道場観から実際の図像へという過程を、図像の直接的典拠である道場観を中心に考察したい。
目次〈論文要旨〉 53
一、はじめに 53
二、阿弥陀像の典拠としての諸道場観 55
三、『観自在王修行法』を典拠とする阿弥陀如来 58
四、五智の宝冠 63
五、極楽世界の阿弥陀如来 68
註 75
ISSN02865661 (P)
DOIhttps://doi.org/10.18963/chisangakuho.44.0_53
ヒット数240
作成日2023.04.14
更新日期2023.04.14



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