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明恵と食物―霊供作法を基調として―
著者 小宮俊海 (著)
掲載誌 智山学報=Journal of Chizan Studies=智山學報
巻号v.68
出版年月日2019
ページ145 - 167
出版者智山勧學會
出版サイト https://www.chisankangakukai.com/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
抄録 現在、京都府右京区に位置する栂尾山高山寺を中興開山したとされる明恵房高弁(一一七三〜一二三二)は鎌倉初期を代表する学僧であり、主に華厳教学を学び、真言密教を修行の実践に用いたとされる。本稿では、明恵と真言密教との関わりを考察する一端として、真言密教事相における明恵相伝の口決を取り上げる。特には霊供作法を取り上げ、霊供作法の相伝になぜ明恵が関わることになったのかについて考える。そして、明恵相伝としての成立を考察する前段階として、明恵自身の言説としての著作や後世伝承された明恵像を描く伝記資料を扱う。さらに、霊供作法に欠かせない「食物」、とくには「米」を中心に明恵との関わりを読み解きたい。そして、それらが明恵の修行においてどのような意味を持ったのかについて考察し、霊供作法の明恵相伝とされる蓋然性についてアプローチしたい。
目次抄録 145
一 はじめに 145
二 霊供作法と明恵 146
三 『栂尾明恵上人伝記』と『夢記』 154
四 明恵と施餓鬼 159
五 おわりに 161
註 162
ISSN02865661 (P)
DOIhttps://doi.org/10.18963/chisangakuho.68.0_145
ヒット数74
作成日2023.05.12
更新日期2023.05.12



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