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著者 |
吉津宜英 (著)=Yoshizu, Yoshihide (au.)
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出版年月日 | 2014.10.01 |
ページ | 210 |
出版者 | 大蔵出版 |
出版サイト |
https://www.daizoshuppan.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 請求記号: 185.77-Y94 仏教図書共通分類表: 185.77 |
キーワード | 大乗起信論; 評釈 |
抄録 | 『起信論』本来の文脈に迫る! 長年『起信論』と諸注釈書の研究に携わってきた著者が、その根幹である如来蔵説の定義そのものを見直し、衆生が仏を蔵するのでなく、衆生が仏に包まれ見守られつつ無限の菩薩行を実践すべきことを説いたという、新たな視座から本論の原意を浮き彫りにする。 如来蔵思想の立場から大乗仏教の理論と実践を総合的かつ簡潔に描き出した『大乗起信論』は、その後の中国や朝鮮半島、日本の仏教に大きな影響を与えた最重要の論書の一つである。六世紀半ばの中国に突如出現して以来、彼の地では次々と注釈書が著され、その流れは数多くの訳注書が刊行されている今日の日本にまで続く。 長年、『起信論』自体と中国・新羅の諸注釈書双方の研究に携わってきた著者は、両者の間のギャップに違和感を抱き続けていたが、『仏性論』の「如来蔵の三義」に出会い、『起信論』の如来蔵説が従来の通説である能摂義(衆生が如来を蔵する)ではなく、所摂義(如来が衆生を蔵する)であること、そしてそのような解釈の変更を行なったのが華厳宗の大成者・法蔵の『大乗起信論義記』であるとの見解に至った。著者によれば、その後の『起信論』理解はこの法蔵の注釈が主流となり、その影響は今日の日本の訳注研究にも及んでいるという。このような後代の影響を排除し、『起信論』本来の論旨・文脈の解明に努めたのが本書である。 |
目次 | 【略目次】 はしがき 『大乗起信論』解釈(論題;著者;帰敬偈;本論;流通偈) 『大乗起信論』解題 『大乗起信論』の教えとその変容/テキスト論について/先学の解釈との 相違とその根拠/『起信論』の所摂義としての如来蔵説/五注釈書の特色 について(曇延疏/慧遠疏/元暁疏/法蔵疏/宗密疏) 『大乗起信論』原文・訓読文 あとがき 吉津宜英先生と『大乗起信論』(石井公成) |
ISBN | 9784804330761; 4804330763 |
ヒット数 | 126 |
作成日 | 2023.05.31 |
更新日期 | 2023.05.31 |
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