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世人の非難を受けて制定された律規定―パーリ律比丘分別を參照して―
著者 青野道彦 (著)=Aono, Michihiko (au.)
掲載誌 東亞佛教的形成與發展
巻号v.1 n.1
出版年月日2015.07
出版者佛光大學佛教研究中心
出版地宜蘭, 臺灣 [I-lan, Taiwan]
資料の種類會議論文=Proceeding Article
言語日文=Japanese
ノート作者:東京大學助教
キーワード律藏; 比丘分別; 在家者; 律規定; サンガ; 比丘; 世間
抄録隠遁者である比丘・比丘尼により構成されるサンガ(仏教教団)
は、世間と距離を置くことを志向する沙門の集団である。しかし、同
時に比丘.比丘尼の生活は世間に大きく依存しており、サンガは世間
と独立して存立しうる組織ではない。
このことは戒律文献の成立上きわめて重要な意味を持ち、戒律文
献を俯瞰すると、その中にはサンガ内部の問題を純粋に扱う規定の他
に、世間の人々の規範意識が持ち込まれた規定を数多く見出すことが
できる。その様な規定には世間の人々からの提起に基づき制定された
規定、世間の人々の非難を受けて制定された規定があるが、これらに
ついて検討するならば、戒律と社会の関係について解明することがで
きよう。
本稿ではその手始めとして、世間の人々の非難を受けて制定され
た規定を取り上げ、それがパーリ律「比丘分別」においてどの程度の
広がりを有するのか考察する。その結果を簡略に述べると、この種の
規定は「比丘分別」に 115 条含まれ、全 220 条の半数以上を占めて
いる。このことはパーリ律編纂者達にとり世間の人々の持つ規範意識
が無視できない程の影響力をもっていたことを示すると共に、サンガ
と世間の関係を調和させることが戒律の重要な目的の一つであるこ
とを示唆していよう。
ヒット数84
作成日2023.07.03
更新日期2023.07.03



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