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構築された仏教思想:龍樹 あるように見えても「空」という |
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著者 |
石飛道子 (著)=Ishitobi, Michiko (au.)
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出版年月日 | 2010.09.20 |
ページ | 136 |
出版者 | 佼成出版社 |
出版サイト |
https://kosei-shuppan.co.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
シリーズ | 構築された仏教思想 |
シリーズナンバー | 1 |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 参考文献: p131-133 請求記号: 182.863-N11 仏教図書共通分類表: 182.863 |
キーワード | Nāgārjuna, 2nd cent; 龍樹; 僧侶 |
抄録 | ゴータマ・ブッダが説いた「縁起」の思想を、「空」という概念でもって再定義した龍樹(ナーガールジュナ)。 本書では、その生涯や主要著作を紹介するとともに、龍樹がブッダの教えを正しく継承しながら、「菩薩」として衆生の救済のために独自の論理と法――「中道」と「空」を提唱したことを詳述する。 龍樹の思想的独創性が掴める一冊。
龍樹思想の要点がわかる稀少な本。 龍樹の主著『中論頌』の重要項目が詳しく解説されている。 一気に読み通せる薄手の136ページ。
隆樹は詭弁論者か?信仰から論理へ―。言語化され有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問う、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。
龍樹菩薩は、伝統的な仏教である部派仏教や外教徒の説に理解を示しながらも、新興の仏教、大乗仏教の核心を仏教世界に論理的に決定づけた。伝統的で革新的な龍樹の仕事ぶりを紹介する。 |
目次 | まえがき
第一章 龍樹伝説と龍樹の主要作品 1 謎の人物龍樹 2 『大般涅槃経』は道しるべ 3 龍樹の誕生・龍樹の出家 4 龍樹の悟り 5 龍樹の活躍とその死 6 龍樹の主著『中論頌』 7 仏教論師の仕事 8 大乗菩薩の仕事
第二章 ブッダの縁起と龍樹の中道 1 論理と法の地で 2 縁起と無我 3 中道と空 4 有無二辺の中道は菩薩の道? 5 「有る」という極端と「無い」という極端 6 想いやことばの世界――戯論 7 虚無論者か詭弁論者か 8 ブッダは何も説かなかった?
第三章 中道の論理と空の世界(聖者の世界へ) 1 後のものを先にしてはならない 2 あるがままに観察すると 3 想いを想うと 4 存在(バーヴァ)と自性(スヴァバーヴァ) 5 自性があるとき他性がある 6 中道というものの見方 7 空・無相・無作の三解脱門 8 聖者の境地――無生法忍
第四章 仮設と四句分別の論理(凡夫の世界へ) 1 縁起と空性と仮設 2 『般若心経』も空性を説く 3 執って仮設すること 4 観世音菩薩は空性を語る 5 沙門の道と菩薩の道 6 人々の利益のために 7 一切の見解を捨て去ること 8 去る者と去らざる者 9 去る者は去らない 10 四句分別
第五章 無諍の立場と菩薩行 1 思想の花咲く龍樹の時代 2 ほんとうに論争はあったのか 3 龍樹の好敵手チャラカとニヤーヤ学派(無諍の立場) 4 「自性」のもとに整えられた哲学説(一切智者の視点) 5 菩薩行と願 6 菩薩は涅槃の証をとらず 7 龍樹以後、仏法を伝えた人々 8 中国、日本への影響――八宗の祖師 9 親鸞と易行道
あとがき |
ISBN | 9784333024612; 4333024617 |
ヒット数 | 72 |
作成日 | 2023.08.02 |
更新日期 | 2023.08.02 |
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