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著者 |
小島孝之 (監修)=Kojima, Takayuki (supervise)
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長母寺開山無住和尚七百年遠諱記念論集刊行会 (編)
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出版年月日 | 2011.12.01 |
ページ | 734 |
出版者 | あるむ |
出版サイト |
https://www.arm-p.co.jp/index.html
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出版地 | 名古屋, 日本 [Nagoya, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 無住関係文献目録: p665-708 付録: CD-ROM(1枚 ; 12cm)「沙石集: 道木本」 |
キーワード | 無住一円 |
抄録 | 示寂七百年を経て、いま無住の思想を読み直す。
鎌倉という仏教各宗派が勃興した時代に、幅広い仏教の知識を学んだ僧—無住。 その汎宗派的思考は、仏教説話として知られる『沙石集』や『雑談集』などの著作に結実している。本書には、仏教思想の主著である『聖財集』についての論考も多く所収し、今後の無住研究はもとより、仏教思想研究にも役立つであろう。 付録CD‐ROMには道木本『沙石集』全文をカラーで収録。
小島孝之「監修を終えて」より 無住は新しい宗派の開祖になったわけではなく、宗派史的な記述に偏りがちな仏教史の中では、取り立てて扱われることもあまりなかった。しかし、中世日本人の宗教観を民衆的な視点から見直そうという気運の起りつつある現代においては、無住はとりわけ重要な位置を占めることになるに違いない。
宗教と文芸が深く結びついた時代における文化・社会・思想の様々なありようの解明に広く資する一冊
一地方寺院の開祖としてより、「沙石集」「聖財集」「雑談集」の著述で広く知られる無住。その文学的、思想的影響は多大であった。地域や時代を超え、人々を魅了し続ける無住の最新研究成果。研究篇と資料篇で構成。 |
目次 | 緒 言 長母寺住職 川辺陽介
【研究篇】 無住略伝 小島孝之 遁世と兼学・兼修──無住における汎宗派的思考をめぐって── 近本謙介 無住の方便思想における方・時・機 菅 基久子 中世神道の形成と無住 伊藤 聡 無住と武家新制──『沙石集』撫民記事の分析から── 小林直樹 無住の正直──正直覚書── 伊東玉美 無住と病──臨終行儀的視点から見た看取りを中心に── 筒井早苗 無住における和歌──『沙石集』の増補改訂と詠歌活動── 平野多恵 無住の作善活動と中条氏との交流 山野龍太郎 無住と尾張万歳 安田文吉 無住と梵舜本『沙石集』の位置 加美甲多 『沙石集』における貧富 平川恵実子 『沙石集』の道命和泉式部説話──読経道伝承から読み解く── 柴 佳世乃 『聖財集』をめぐって──その位置付けと概観── 末木文美士 『聖財集』の写本 米田真理子 思想史からみた『聖財集』 和田有希子 『聖財集』における無住の諸宗観 高柳さつき 『聖財集』と「安穏」 市川浩史 『類聚既験抄』における『沙石集』摂取についての覚書 川崎剛志 『月庵酔醒記』と無住著作 佐々木雷太 『沙石集』という〈名〉の踏襲をめぐって──『続沙石集』を中心に── 吉田 唯 『沙石集』に於ける時代観と人間像──用語の分析試論── Hartmut O.Rotermund Mujū Ichien and the Inclusivism of the Lotus Sutra (無住一円と法華経の汎宗派的思考) Robert E.Morrell
【資料篇】 新出『沙石集』大永三年写本について 落合博志 新出平仮名本『沙石集』(道木本)の紹介 土屋有里子 真福寺本『沙石集』の考察──「頸縊聖事」を中心として── 土屋有里子 無住の見た風景を歩く──『沙石集』『雑談集』を手がかりとして── 山田健二 無住道暁著作伝本一覧(奥書・識語集成) 土屋有里子編 無住関係文献目録 渡邉信和・佐々木雷太編
監修を終えて 小島孝之 後 書 長母寺住職 川辺陽介 |
ISBN | 9784863330481; 4863330480 |
ヒット数 | 77 |
作成日 | 2023.09.06 |
更新日期 | 2023.09.06 |
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