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法蔵館文庫 アマテラスの変貌:中世神仏交渉史の視座 |
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著者 |
佐藤弘夫 (著)=Sato, Hiroo (au.)
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版 | 第1版 |
出版年月日 | 2020.01.15 |
ページ | 320 |
出版者 | 法藏館 |
出版サイト |
https://pub.hozokan.co.jp/
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
シリーズ | 法蔵館文庫 |
シリーズナンバー | さ2-1 |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 2000年8月刊(法藏館)の文庫化 シリーズ番号はブックジャケットによる NDC(9版)はNDC(10版)を自動変換した値である。 |
キーワード | 宗教; 日本; 歴史; 中世 |
抄録 | 中世人は「あの世の仏」と「この世の神仏」という世界観に生きていた。従来の神仏習合論や本地垂迹論、顕密体制論の見直しを迫り、新たな宗教コスモロジー論を構築した名著。
圧倒的な存在感をもつ中世の神仏や死者。人々は「土着の神」や「外来の仏」ではなく、「あの世の仏」と「この世の神仏」という世界観のなかで生きていた。童子・男神・女神へと変貌するアマテラスを手掛かりに、中世の民衆が直面していた生々しいイデオロギー的呪縛を抉りだす。それは、神仏習合論、本地垂迹論、神国思想論、顕密体制論などの見直しを迫り、新たな宗教コスモロジー論の構築を促す。
童子・男神・女神へと変貌するアマテラスを手掛かりに、中世の民衆が直面していた生々しいイデオロギー的呪縛を抉りだす。 |
目次 | プロローグ 神仏交渉論への視座 1 雨宝童子の寺 2 男神としての天照大神 3 現代人と神仏 4 交流する神仏 5 変身する神と仏 第一章 祟る神から罰する神へ 第一節 祟りを下す神 1 記紀神話の神々 2 アマテラスの祟り 3 国家支配と祟り 第二節 邪霊の登場 1 邪気・霊気・モノノケ 2 死霊の跳梁 3 御霊信仰と疫神 4 調伏されるモノノケ 第三節 変身する名神 1 祟りと罰 2 賞罰を司る神 3 祟り神の行方 第二章 〈日本の仏〉の誕生 第一節 日本の仏の出現 1 日本人を護る仏 2 土地をシメル仏 3 「神」とよばれた仏たち 第二節 起請文の宇宙 1 起請文とはなにか 2 起請文の仏たち 3 聖霊と諸天 第三節 怒る神と救う神 1 浄土へ誘う仏 2 極楽往生と此土の仏 3 本地垂迹の真相 第四節 神々の変身の背景 1 仏教的世界観への嵌入 2 荘園制社会と神仏 3 神の中世・仏の中世 4 神国思想の実態 第三章 コスモロジーの変容 第一節 中世的コスモロジーの形成 1 冥界の二重構造 2 〈日本の仏〉の位置 3 中世的コスモロジーの特質 第二節 地獄の思想・極楽の思想 1 子孫を見守る霊 2 彼岸の浄土の伝統 3 極楽への距離 第三節 この世の浄土とあの世の浄土 1 此土浄土の役割 2 生身の仏との出会い 3 古代的コスモロジーから中世的コスモロジーへ 第四章 変貌するアマテラス 第一節 古代神話における天照大神 1 律令国家の形成と神々 2 天照大神の限界 3 祈りを拒む神 第二節 中世神への転換 1 日本国主天照大神 2 国民神への転換 3 神国思想と天照大神 第三節 中世のコスモロジーと天照大神 1 粟散国主天照大神 2 日蓮における天照大神 3 天照大神の本地 第四節 中世王権神話の形成 1 中世社会と天皇 2 天皇像の分裂 3 天皇と仏教 第五章 日本を棄て去る神 第一節 神祇崇拝と神祇不拝 1 鎌倉仏教論の方法 2 排除される神々 3 神祇不拝の根拠 第二節 鎌倉仏教と神祇 1 一仏への傾斜 2 罰を下す仏 3 弟子ひとりももたず 第三節 神天上の系譜 1 善神捨国と『立正安国論』 2 善神捨国の源流 3 神天上と中世コスモロジー エピローグ ある個人的な回想 註および原史料 あとがき 解説 |
ISBN | 9784831826046; 4831826049 |
ヒット数 | 148 |
作成日 | 2023.09.08 |
更新日期 | 2023.09.08 |
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