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著者 |
平雅行 (著)=Taira, Masayuki (au.)
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出版年月日 | 2017.06.20 |
ページ | 533 |
出版者 | 法藏館 |
出版サイト |
https://pub.hozokan.co.jp/
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | 索引あり |
キーワード | 仏教; 日本; 歴史; 鎌倉時代 |
抄録 | 顕密体制論とは結局何か?顕密体制論は何を提起し、どのような成果があり何が課題とされているのか。顕密体制論の立場から鎌倉仏教と専修念仏の歴史を読み解く。
顕密体制論や寺社勢力論が提起されてから、早くも四十年以上の年月が経過している。これらの研究がなお多くの課題を抱えているにせよ、一定の達成をみることのできた現在、黒田俊雄の問題提起を、積極面だけではなく難点まで含めて、率直に語りあうべき時期に来ているのではないか。本書は、顕密体制論が何を提起し、どのような達成があり、何が課題とされているのかを問うものである。
【「あとがき」より】 いま私たちは、荘園公領制を基礎とする社会や国家を「中世社会」「中世国家」と規定したならば、ウクラード論に依拠することなく「中世という時代」を語ることができるし、「中世宗教」概念を措定することもできる。となれば、社会構成体論に拠らずとも、顕密体制論を再構成することが可能なはずだ。その方法的考察を行ったのが序章であり、その方法論をもとに鎌倉仏教を具体的に論じたのが「結び」の第十三章である。それが成功したかどうかは読者諸賢の判断に委ねるしかないが、本書において私は、前著とは別の方向で野心的な試みを追求したつもりである。 |
目次 | 序章 顕密体制論の方法とその課題 第一部 顕密体制論をめぐって 第一章 黒田俊雄氏と顕密体制論 第二章 王法と仏法 第三章 鎌倉新仏教論と官僧 第四章 仏教思想史研究と顕密体制論 第五章 新仏教と顕密体制論 第六章 中世成立期の王権と宗教 第七章 顕密体制論における聖をめぐって 第二部 専修念仏をめぐって 第八章 善鸞義絶状と偽作説 第九章 親鸞の配流と奏状 付 論 建永の法難の史料学 第十章 建永の法難と九条兼実 第十一章 専修念仏の弾圧原因をめぐって 第十二章 法然教団と専修念仏の弾圧 結び 第十三章 鎌倉仏教の成立と展開 あとがき 索 引 |
ISBN | 9784831862464; 4831862460 |
ヒット数 | 89 |
作成日 | 2023.10.20 |
更新日期 | 2024.01.10 |
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