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ダルマキールティと2種の否定との関係について=On the Relationship between Dharmakīrti and Two Kinds of Negation |
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著者 |
Hatano, Kisho (著)=秦野貴生 (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.71 n.3 (總號=n.160) |
出版年月日 | 2023.03.25 |
ページ | 1033 - 1038 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English |
ノート | Author Affiliation: Otani University, Japan |
キーワード | Dharmakīrti; paryudāsa; prasajyapratiṣedha; anyāpoha |
抄録 | ダルマキールティ(600-660)のアポーハ(anyāpoha)と,純粋否定(prasajyapratiṣedha)・定立的否定(paryudāsa)との関係性について検討を行った.
ダルモーッタラ(740-800)は『アポーハプラカラナ』(Apohaprakaraṇa)や,『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』(Pramāṇaviniścaya)に対する注釈(Pramāṇaviniścayaṭīkā)といった自身の著作において,「ダルマキールティのアポーハは純粋否定とのみ関係する」と述べる.しかし,adhyavasāyaの用法を含め,ダルモーッタラ独自の見解に基づいた理解と言える.ダルモーッタラ,シャーキャブッディ(660-720),そしてチベット人注釈家であるタルマリンチェン(1364-1432)の3者は,PV 1.169の注釈からそれぞれアポーハに言及しており,PV 1.169はアポーハの性質を表す偈として彼らに位置付けられていた.
また,3種のアポーハに言及するシャーキャブッディ,シャーンタラクシタ(725-788),タルマリンチェンの見解を統合すると,ダルマキールティのアポーハは純粋否定のみではなく,定立的否定をも含意していると考えられた. |
目次 | 1. Introduction 1033 2. The interpretation of Dharmottara 1034 3. The interpretation from three categories of apoha 1036 4. Conclusion 1037 Notes 1037 Abbreviations 1038 Bibliography 1038 |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
DOI | https://doi.org/10.4259/ibk.71.3_1033 |
ヒット数 | 63 |
作成日 | 2024.11.13 |
更新日期 | 2025.03.26 |

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